剣道を文化として残すために
僕は竹屋流剣道具師の父のもとに生まれ、剣道と剣道具作りが身近にある環境の中で育ってきた。そして大学卒業後、父のあとを追い剣道具作りの道に入った。それももうすぐ25年になろうとしている。
僕にとって「剣道」とは、「人生を共に歩む価値のある素晴らしい文化」である。剣道が全てではないが、「剣道」「剣道具作り」を通じて学んだ事が、僕の人生に彩りを与え、僕の日本人としてのアイデンティティを形成する上で大きな要素であった。
僕にとってはかけがえのない文化である剣道であるが、時代の流れ