短編小説『鳥葬』

『鳥葬』

鳥葬(ちょうそう)と言うのを聞いた。

土葬や火葬は聞いたけど、どうやらある国では鳥葬するらしい。

リアルな話、鳥がつつきやすいように、遺族の方々がご遺体を切断しばら撒くという。


その国の環境や風土も関係するが、カルチャーショックを受けた。
また宗教的なものも関係してくるというから、人というのは色々な人種があり独自の文化や風習もあるのだから、素晴らしいなぁ、と思う。

素晴らしくもあるが、意見が違えると争うのもまた『人』だ。

そうなると人は愚かなだな、と思いつつ今日も足元に転がる『人』だった肉片を啄んでみる。

まあ。鳥である自分には関係ない話なんだけどね。

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