加藤節雄のデボン通信
002.ハウス・ハンティング 私はデボンに住む条件の一つとして、ロンドンの家も残し、必要な時には帰れるようにした。何しろ50年住んだ町である。仕事がらみの人や友達、日本人コミュニティー等、一挙に切り捨てるわけにはいかない。定期的な仕事からは引退したものの、まだ友人がたくさんいるし、そんな簡単に「ハイ、サヨウナラ!」とはいかない。
しかも、田舎の生活は初めてである。そこには何が待っているのか、何をしなければならないのか、何をしてはいけなのか、友達が出来るのか、人種差別はないの