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サステナブル努力家

自分が社長になったつもりで、ミッションとして子育てを運営していけるよう書いてきました。
この辺でもっと簡単な実例集を色々お届けします。

子育てのNGワードって色々ありますよね。ついつい言ってしまう事もあります。でも、気がついていないのと、気をつけているのとでは全く違うので、少し意識するだけで、効果が全然違います。

例えば「〇〇したら、△△してあげる」です。この使い方を間違えると大変な事になります。

まず「100点取ったら」「優勝したら」の様に、〇〇の部分を『結果』にして使うのはNGです。これだと結果主義になるので、結果が出なければそこまでの努力を全て否定する事になるからです。
結果が出なくても、或いは絶対に無理だと思われる事であっても、努力する事が出来れば、人は何かしらそこに成長のタネを見つけられるものです。これはやってみなければ手に入らないタネですよね。でも結果主義だと「どうせ結果は出ない」とか「無理に決まってる」となって、そこまでの努力をしなくなり、結果の見えた安易な道を選択する様になります。そんな訓練を繰り返す子育てはしたくないですよね。
でも「100点を取れる子になって欲しい」「優勝して欲しい」と思うのも親心。
そこで、練習や勉強という「原因」をつくれば、100点や優勝という「結果」が付いてくる、という事を教えれば良いのです。

まず、『〇〇の部分は過程や過去の行為に使う』
「毎日練習続けてたから」とか「キチンと宿題してたから」とか或いは「お友達に優しくしてたから」とか、結果ではない部分で、さらには過去について使うのです。過去と言っても最初は3日でも良いし、宿題しなさいと促してさせた事でも良いです。
毎日リフティング練習しなさい、と夕飯の前に促してやらせてたとして、それでも3日やり続けたら、毎日やって偉いからと、過程の行為を褒めて褒美を与える。次の試合の日には、毎日リフティングやってたから、今日はいつもより上手に蹴ってたねと、行為持続の結果を示して、褒めて褒美を与える。
すると、毎日リフティング練習したら、褒められる良い事で結果もついてくる、と刷り込まれる訳です。これは、勉強でもなんでも効果的です。
また、「この前お友達に優しくしてたでしょ?あれ感動したから」と褒めて褒美を与える。すると、自分の事をよく見てくれてる、こんな事で褒められる、と思うので、今後いつかの辛い過程の努力の時にも、神様は見ているという気持ちを得られる訳です。

さらに、応用編。

「〇〇したら、△△してあげる」は褒美で未来の結果を釣る行為なのでNG。
「〇〇してたから、△△してあげる」と過去の行為に対して褒美を与えるのはOK。
さらに、次の段階では、
「〇〇したら、きっと△△になるよ」と未来予想を教えられるように、応用するのです。

英語の時制の勉強みたいになってしまいましたが、
仕事でも何でも、ゴール地点が想像でも見えている人は強いし揺らがない。あやふやな未来を現実にしていく人はそういうタイプです。それには訓練が必要なのです。
△△というゴールを掴むために、今どんな努力が必要か、それを持続できるだけの芯が通っているか、で達成できる目標のレベルが変わります。

子どもを「サステナブルな努力家』にするための仕掛けです。







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