見出し画像

免疫

ヘルパーを20年以上やってきて

わたしは、死に対する捉え方が確実に変わった。

過剰に反応したりすることが減った
「またね」
そう笑顔で手を振って別れて
「また」はなかった人が何人もいた。

何度も別れを経験して
昔ほど わたしは死を特別視しなくなったと思う。

今日生きていたからって明日も生きている保証なんてない。

でも。。だからって

慌てて時間を惜しんで、自分を出し惜しみしながら、カウントダウンして生きることもないと思う。

死への免疫は、ないよりはある方が
生きてるのが楽な気がする。

利用者さんの最期が

「わたしならどう生きるだろう」

というヒントを投げかけてくれてきたと思う。

終わりが決して特別じゃない日常。。

命のバトン。。というより

生きるヒントのバトンを渡す生き方が

今のわたしにはしっくりくるようになった。

そう思ってみると

悲しいお別れしてきた利用者さんには感謝しかないな。

なんて。。

秋晴れの空を見上げて思う




最後までお読みいただき
ありがとうございます


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?