『茶をしばく』の話。
茶をしばく。
関西地方の方言である。
この言葉を聞いて意味を理解できる人はどれくらいいるだろう?
勿論お茶を叩くという意味ではない。
お茶を飲みに行く。
喫茶店にコーヒーを飲みに行く。
カフェに行く。
大体このような意味である。
使い方としては。
茶しばきに行かん?
ちょっと休憩がてら茶しばきに行こうや。
一段落したし茶しばこうや。
こんな感じで使われる。
使われるとは言ったが令和の時代ではあまり使われない。
若者達は知らない可能性すらある。
この「茶をしばく」を友達に言ったことがある。
僕「茶しばきに行くか」
友達「なんて?」
当然伝わらない。
なぜなら関西圏の友達ではないからである。
液体である茶をしばくとは何かと思ったらしい。
予測も出来ないほど本当に全然伝わらないらしい。
これは想定内。
今度は大阪の友達に言ってみた。
僕「茶しばきに行かん?」
友達「茶しばくって何?」
あれ?
ご存知ない?
茶をしばくご存知ない?
同年代だよね?
生粋の大阪人だよね?
僕みたいな島根県出身のエセ関西人じゃないよね?
バリバリコテコテの関西人だよね?
そんなにわからない言葉なのだろうか?
方言とは難しいものである。
『茶をしばく』の話でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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