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DXのはなし

コロナ禍においてよく耳にする言葉になりました。
DX!!!!
デジタルトランスフォーメーションのことで、
名前が格好良いのが特徴です。笑

経済産業省はDXを下記のように説明しています。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

とのことです。

要は、
顧客が抱える、顧客も見えていないニーズを汲み取り、
IT技術(デジタル)によって、今より良い世界を作ってあげること。

こんな意味合いだと思います。

DXと聞くと、とにかくデジタルシフトだ〜!と舵を取り、
デジタルで解決しようとしてしまう流れは今なお蔓延していますが、
大切なことは、デジタル化することで本当にその顧客は幸せになるの?ってことです。

1つ事例を紹介します。

医療業界における聴診器の話です。
医師が心音、血流、など臓器の動きを確認するための聴診器は、
過去200年間形状が変わっていなかったそうです。

医師にとっても当たり前のデバイスすぎて、不満も何も感じていなかったんだと思います。
ただある企業が、200年変わらなかった聴診器に着目し、
デジタル技術を用いて革新的な聴診器を開発しました。

それがBluetooth型の聴診器です。
聴診器は患者と対面でなければ心音を聞けないモノでしたが、
Bluetooth機能によって必ずしも対面でなくても音を聞けるようになったそうです。
音を拾う専用のデバイスを患者さんに渡しておき、
その機器を患者自身が胸に当てれば、医師と場所が離れていても医師は鮮明に音を聴くことができるそう。
ほ〜、なるほどな〜と思いました。

コロナ禍においては対面にならずして音が聞けることは、
医師、患者双方にとっても大きなメリットがありますよね。

しかもデジタル上で音を拾うので、勿論その音は記録が可能。
心音の変化を医師の耳だけでなく、より細かい精度で捉えることができるようになります。

このように、デジタル技術をうまく活用できれば、
当たり前の世界が大きく変わる可能性があります。

そのためには、世の中にどんなデジタル技術があって、
どんな活用ができるのか?
ということを、自社の業界に照らし合わせて情報収集していく習慣は必要かと思います。
私はまだまだですが、一緒に頑張っていきましょう!

本日もご覧いただき誠にありがとうございました。
明日も良い1日にしましょうね!!

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