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経営者から黄昏者へ

経営者を辞めてから、ほとんど誰とも連絡を取らずに過ごしていました。


しかし、刺激的な時間でもありました。


辞めると決めて2日後には、
家を解約して大阪へ向けて引越しを開始しました。


相変わらずお金はありません。


下道でフラフラと走り出します。


名古屋の同級生社長が会いたいと言ってくれたので、寄り道することに。



日が暮れて、静岡県の山道を走っている最中。

なんと
エンジンが止まりました。笑


夜の山は結構寒いんですよね。


しかも車の通りはほとんど無いため、
ヒッチハイクもできません。

急に遭難の危機です。



神様は普通に落ち込むことも
許してはくれないようです。

「こんなことある?」


一周まわって、ニヤッとしてしまいました。


でも、こんな時こそ笑うと落ち着きます。


ロードサービスに電話して、
車を名古屋へ送ります。

そして、東京から友人が迎えにきて、
宿まで送って行ってくれました。

助けてくれた人たち、
本当にありがとうございました。



宿泊した所は、情緒あふれるホステル。


なんと、お客の80%以上が外国人でした。


日本なのに、外国へ来た感覚。


何も考えずに3日間、過ごしました。



宿から数分歩くと、海がありました。


砂浜に座り、ずっと海を見てました。


恐らく人生で一番黄昏たかな。


多分、BGMがかかっていたら泣いていたでしょう。笑



さて、黄昏ゲージは満タン。


電車で名古屋へ向かうことにします。



それでは、また明日。

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