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19歳の頃に出会ったオトナ

尊敬する人、と言われると、誰を思い浮かべますか?
仕事ができる、優しい、考えがしっかりしている、社会に出た頃にお世話になった、子供の頃助けてくれた、など。
影響を受けた人は誰かしらいるのではないでしょうか。

私の場合ですが、仕事をする上で「こんな人になりたい」という人を挙げるとするならば、19歳の頃に出会った人の影響が大きいかなあと思います。

今から10年くらい前、大学1年生の頃、サークルがきっかけでボランティアのイベントの実行委員をしていました。
お客さんの参加は基本的に無料だったけれど、少しお金が動くイベントで、機材や対応などをいくつかの外部企業に委託していました。

その企業で働く方々の仕事に対する姿勢が、私の仕事観に結構な影響を与えています。
特にRさんとKさんには本当にお世話になりました。

Rさんのもとでは、1日くっついてお手伝いをする機会が何度かありました。
鋭さとスピードが大事なことを教えてくれ、そのための効率の良い仕事の仕方、心がけや細かな気の配り方を隣で学ばせてくれました。
Rさんから学んだことは、どんな仕事をする上でも根底の所にある大事なベースで、今でもすごく大切にしていることです。

Rさんとは、ボランティアが終わってからも、何度か食事をご一緒して、色々な話をしてくれました。本当に大好きなお姉さんです。
大学を卒業して、私が地元に戻ってしまったので、それからお会いできていないけど、また近いうちにお顔を見れたらなと思っています。

そして、いつも穏やかなKさん。
Kさんは技術屋さんだったので、特にお手伝い等で一緒に過ごしたりすることもなかったのですが、私が代表を務めた年にイベントの設営から本番までサポートしてくださり、とてもお世話になった方でした。

すごく失礼な話で書くのも恥ずかしいのだけど、当時私は、企業の方々は「学生のイベントだから適当に」と思っていらっしゃると思い込んでいました。
(特にそれが悪いとは思っていません。実際学生であるがゆえに資金もあまりなかったので、力の入れ具合はそりゃ変わってくるよなと思っていました。)
でもKさんは私たちのやりたい意図をかなり汲み取ってくださり、工夫して設営に臨んでくださいました。
こだわるべき所はこだわらなければならない、仕事をする上でのプライドの部分を教えてくれたのはKさんです。


大学生の頃、彼らの背中を見ていた経験は、すごく貴重だったのではないかと思います。
19,20そこそこの私にとって、対等に扱ってくれた初めてのオトナでした。
彼らにとっては当たり前のことをしていただけなのかもしれないけれど、お仕事を完璧にこなされる姿を間近で見せていただいて、幸せだったなあと感じています。
一生お手本なお二人です。


(Rさんは以後交流があるのだけど、Kさんにはきちんとお礼が言えなかったので、7年経ってしまったけど、ちゃんとお会いしてお礼が言いたいです。)

#毎日note #オトナ #憧れ

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