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痛風徒然日記

痛風くんとの共同生活

2020年10月、初の発作を起こしてから大人しかった痛風くん。
しかし2023年に2回目の発作が起きてから、頻繁に発作が起きるようになりました。
これはいよいよ対策が必要です。
痛風発作の痛みは生活を送れないほど。まずまともに歩けないので2度と発作を起こしたくありません。


痛風くんが発作を起こしやすい状況やトリガーについて考え、共同生活をするための記録、考察する忘備録です。
痛すぎるので「痛風くん」と名前だけでもかわいらしく書かせてください。


そもそも痛風ってなんでしょう?

痛風(gout)とは、体内に過剰に産生された尿酸が関節に蓄積して結晶化し、炎症を引き起こして腫れや痛みを生じる病気です。風が吹いても痛いということで、「痛風」と呼ばれています。

日本リウマチ学会HPより

と、なっております。ポイントは
①炎症の痛みであること
②尿酸が過剰産生されること
③関節に蓄積すること

この3つが複合すると痛風発作が起きるので、3つをそれぞれ整理して対策をしてみようと思います。

①炎症の痛み
痛みには種々ありますが、痛風発作は炎症性。急性炎症はおよそ72時間で鎮静されるため一度発作を起こすと最低3日は激痛です。足を引きづりやっと歩けるレベルです。
体感値として実際は5日-1週間は歩けない痛みが続きます。

②尿酸の過剰産生
尿酸は体内で作られる強烈な抗酸化物質(酸化ストレスに抗う物質)です。
ビタミンCを体内合成できない霊長類以降の生物は、ビタミンCの代わりに尿酸を体内合成しています。
実際2020年以降、ビタミンCを飲み続けてる間は発作がコントロールできていました。
ビタミンC摂取で尿酸値が下がることは研究で証明されております。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21671418/

③関節に蓄積
尿酸結晶の形が影響しているようです。尿酸結晶はトゲトゲした金平糖やウニのような形をしています。
これが何故関節に結合、蓄積するかはもう少し調べていきたいと思います。


尿酸が過剰に生成される理由

3つのファクターがあることは整理できたので、ここからはその背景を考察していきましょう。
まずは尿酸が過剰生産される理由について。
前述のとおりビタミンCに代わり抗酸化物質として尿酸は働いています。つまり酸化させるストレスから身体を守るのが尿酸の役割です。
細かく語ると語弊はありますが、酸化=老化、疲労と捉えていただいて構いません。

つまりストレスフルな生活をしている程、尿酸が産生されやすくなります。
贅沢病と言われる痛風ですが、食事から摂取される尿酸の割合は全体量の10分の1程度。
如何に体内で合成している量が多いかわかります。

痛風対策

まずはビタミンCの摂取、水溶性ビタミンであるビタミンCは取りすぎると体外に排出されます。
そして取りすぎはわかりやすくお腹をくだします。
今の私の場合、平常時で約5000mgが上限のようです。
ちなみにお酒を飲むとアルコール代謝で大量ビタミンCが必要なため、翌日は多めに飲んだりします。
今は朝夜に1500mgずつ摂るようにしています。ゆくゆくは減らしていくという前提。

ストレスコントロールをする。これは難しいことですが、ストレスファクターを見つけて解釈を変えるという作業です。
自身がストレスを感じているものに対峙すると心拍数や呼吸数、血圧といった自律神経ものに変化が見られます。
この辺はスマートウオッチも使って測定する。その後はコツコツ続けていく。一瞬で変わることなどないので失敗上等、積み重ねで変化させていきます。

対症療法を上手く使おう


自然療法やオステオパシーの領域に軸足を置いていると、現代医学、アロパシーを否定的な意見を持っていることが多いです。私も気をつけないと引っ張られがちなので要注意ですが。。。
対処療法である薬はちゃんと使いましょう。
私もアロプリノールという尿酸合成の阻害薬は常備しています。
水分摂取を多めに摂取するということも並行して、行い発作が出ないようにコントロールしています。
習慣を変化させる時は失敗することを前提に、できるようになった部分を見つめていきましょう!

2024年現在

2023年、数回悩まされた痛風の発作ですが2024年はまだ顔を出しておりません。今のところ上手く行ってると自己評価。この期間を如何に長く伸ばせるか…1年間続けることを目標に取り組んでいきます。そして6月ころに血液検査も実施して数値も改善できるよう祈ってやまない限りです。


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