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ノスタルジックオルゴール裏話

pixiv「第2回百合文芸小説コンテスト」に応募しました

本日、pixiv「第2回百合文芸小説コンテスト」に二本目の小説を応募してまいりました。

今回は恋愛ではなく友愛系ですね。
共通のかなしい過去を持つふたりのOLが、オルゴールの修理に奔走するうちに、心を通わせていく話です。

わたし、めちゃくちゃ心がすれ違ったり、登場人物が悩みまくったりする不穏な話を書くことが多いのですが、今回はわりと平和な小説です。珍しい。


テーマ曲は

この間、執筆時のBGMについての記事を書きましたが

今回の「ノスタルジックオルゴール」のテーマ曲は当然、作中に出てくる「G線上のアリア」ですね。(ここで「じつは他の曲です」とか言ったらすごいwww)

このYouTubeのオルゴールは50弁ですが、作中のはこんな高級品ではなく、30弁のオルゴールという設定です。


最初は「星に願いを」あたりにしようかな、と思ってたんです。オルゴールの定番だし。

が、なんだか安直な気がして、「昭和にはすでに定番だったオルゴールの曲って、ほかになにかないかな」と調べたところ、「G線上のアリア」「カノン」「主よ人の望みの喜びよ」が候補にあがり、最終的に「G線上のアリア」に決定しました。

個人的には「主よ人の望みの喜びよ」が一番ぐっときますけどね~。
作中の藍ちゃんみたいに、高校の卒業式でかかってたし、失恋した時にもパイプオルガンでたまたまこの曲聴いて、ボロボロ泣いたし。


どうでもいい細かい設定あれこれ

本文中には書きませんが、小説には細かいどうでもいい設定を決めることが多いです。

今回は、金型の工場のことをいろいろ調べまして。ステンドグラス工房を紹介してくれた「上原金型工業」の女性職人さんが使っていたのは三次元CAD、ほかの職人さんが操作していた工作機械は「マシニングセンタ」というプログラムで動かす機械です。
ちなみにわたし、マシニングセンタのプログラミング講習を受けたことがあるんですよ。バリバリの文系なのになんで?

あと、藍ちゃんたちが会社で使っているのは二次元のCADです。じつは、上原さんの町工場に行ったとき、藍ちゃんは3DCADに興味津々で、応接スペースからちらちら見てたりします(笑)

と、どうでもいい裏話をつらつらと書きました。

小説の方も、読んでいただけるとうれしいです!

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