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「鉢前」

本日の3分スケッチング

鉢前(はちまえ)
手水構(ちょうずがまえ)の一形式で、縁先手水鉢ともいう。縁先の一隅に構える。普通は座敷の外あるいは縁の外に濡(ぬ)れ縁を付し、その前方に手水鉢を据え、周囲に役石(やくいし)を配して縁との間に海を形成し、排水のための吸込みをつくる。役石には蟄石(かがみいし)、覗(のぞき)石(清浄石)、水汲(みずくみ)石、水揚(みずあげ)石がある。水鉢の背後には植え込みや袖垣(そでがき)をつくり、近くに鉢明かりの灯籠(とうろう)を配置する。灯籠は軒に釣灯籠を下げることもある。縁の上から手水を使うため、水鉢は台石にのせるか、背の高いものを据える。書院で茶の湯を行うための設備であったが、建物と庭をつなぐ重要な役割を演じ、書院にはなくてはならない装置として普及し、濡れ縁を含めて鉢前の構成には趣向が凝らされている。
https://kotobank.jp/word/鉢前-602086


建築(とくに日本建築)には、色々な多くの名称があり、聞き慣れない言葉が多いですね。でも、覚える必要はなくても少しでも知っていたらつまらなかった旅行や観光が面白くなるし、ちょっとした発見が大きな世界へと広がります。

一般の方でも建築入門者も『建築用語図解辞典』がおすすめです。また、古建築をターゲットに知ってみたい方は、『古建築の細部意匠』がおすすめです。
本来、"おすすめの理由"を述べるべきだと思いますが、ちょっと省略です。ただ、学生時代から分からない用語がある時は、こちらの本で探していましたし、今でも使い続けているので、個人的には薦めることができると思います。

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