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読書会を開きたい

という願望は長年持っていた。しかし、友達や会社の同僚と「やろう、やろう」と言いながらも結局やらずじまいとなることばかりであった。

おそらく、

- 課題図書を何にするか
- どれくらいのペースにするか
- どういう形式で会を進めるか
などなど

そのあたりを考え始めると、途端におおごとに思え、立ち消えとなっていたのであろう。

しかし先日、以前本を紹介したとあるお方から、その本の読書会をやろうとお誘いいただいたのである。紹介したくせにお恥ずかしながら僕も途中で積んどいてしまっていたので丁度いいと思いやることにした。

そこで念頭に浮かんだのが、上にも書いたような、具体的にどうするのか、という問題。しかし、そのお方は、「とりあえず最初の章を読んで雑談しよう」というのである。

あとは翌週の適当な時間で日程調整だけしてその日は終わった。最初の章だけ読んで、あとは当日オンラインで集まる、ということが決まったが、それ以外のことは何も決めていない。どう進むかは探り探りで、とりあえずやってみようということだ。

読書会とはいえなんてことはない。単に読んでくるだけでよいのだから。そんなことで良かったのか、と少し拍子抜けといった感じで読書会をすることになったのである。

そして初回の読書会の日がやってきた。とりあえず頭から内容をおさらいしつつ気になったことや面白かったポイントなどを共有していった。話しながら、「あれ、これなんだっけ」と思いながら、それを振り返り確認することもできた。自分では気づかなかった関連情報を得ることもできた。そんな感じで、特に事前の計画もなかったが、楽しく(少なくとも僕にとっては)有意義に終わった。そして、また少しドライに次回の日程だけ決めてその日は終わった。

これでいいなら、他にも色々読書会やりたいと思った。なにせ、本を読むだけでいいのだ。本は読書会があろうとなかろうと読むので、あとは1時間ほど雑談の時間を確保すればよいだけである。

しかも、読書会という期日があると、その日までに読み終えないとという目標ができるので読書効率が上がるまである。そして何より、その本について誰かと定期的に話す機会が持てるのはとても楽しいことではないだろうか。

どんな本でもいい。むしろ自分がこれまで読んだことのないジャンルの本のほうが面白いかもしれない。週に1回と言わず、隔週、月に1回でも、少しずつ一緒に本を読み進める機会が作れたらいいなと思ったのである。

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