後出しじゃんけんを止めろ!
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
突然ですけど皆さん
じゃんけんの必勝法を知っていますか。
実はじゃんけんには必ず勝つ方法があります。
その方法とは
後出しじゃんけん
です。
じゃんけんで負けやあいこの際は、相手に勝つ手に変えればいいのです。
例えば相手がグーでこっちがチョキだった場合は、何食わぬ顔でパーに変えましょう。
そして「勝った」と宣言すれば絶対に負けることはありません。
でもそんなのはズルいと思うでしょ?
そうなんです。
ズルいんです。
その通りです。
だからこんな方法は許されません。
こんなことは子供でもわかることです。
ということで、今日はこちらのポストから。
こちらは国民民主党・玉木代表の代表質問で、「暫定」と国民に説明しておきながら導入から50年を迎える
ガソリン税の当分の間税率(旧暫定税率)は廃止すべき
という内容です。
それに対して岸田総理が
暫定税率は地球温暖化対策の観点や厳しい財政事情を踏まえて設定されているものだから廃止はしない
と答弁したものですが、さてこの答弁、
冒頭のズルいじゃんけん必勝法となにが違うのでしょう。
「当分の間税率」の前身である「暫定税率」が作られたのは1974年です。
その導入経緯は、高度成長期を迎え年々増える道路整備予算に対応するためで、当時は「2年後に見直すことが条件」の特別処置とされていました。
決して地球温暖化対策のためでも一般財源が足らないからでもありません。
その後、高度成長期を終えても暫定税率は見直されることなく今日まで続いていますが、それだけでなくガソリン税自体の課税根拠まで喪失している状態なのにその廃止検討すら行われません。
挙句の果てには、「地球温暖化対策」という後付けの屁理屈で「暫定税率」を肯定するのですから、これが後出しじゃんけんでなくてなんだというのでしょう。
でも事実として、こんな答弁を何食わぬ顔で堂々と行う倫理観しか持っていないのが政府です。
こんな政府に経済論や財政論を基に真面目に議論するのは、後出しじゃんけんを止めない相手にじゃんけんのルールを説明するようなものです。
倫理観の無い相手にやるべきことは、ルールを説くことではなく「後出しするな!」と叱りつけることです。
相手がそれにビビり、ちゃんとやらないと不利益が生じると思えば後出しじゃんけんを止めるでしょう。
政府だって同じです。
ごちゃごちゃうるせうぇ!減税しろ!
と叱りつけなければいけません。
後出しじゃんけん相手には後出しを止めさせない限り絶対勝てないのですから、「パーの勝つ確率は33.3%」とか「あいこの後はそれに負ける手を出すと勝率が上がる」といくら議論しても全くの無意味なのです。
それなのに巷では、政府が清く正しく美しく機能することを前提にした経済論や政策論が溢れています。
1974年に課せられた「暫定税率」を「地球温暖化対策のため」と平然と言う日本政府にそんなものが通用するわけがありません。
通用するのは後出しじゃんけんを許さないという「世論」だけです。
今話題の所得減税も「増税メガネ」という批判世論だけで引き出しました。
暫定税率も同じように理屈はいりません。
「ごちゃごちゃうるせうぇ!減税しろ」で押しまくりましょう。
ということで、今日の記事はここまで。
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