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野党が「補助金はドブ金」と言わないから国民負担率は増え続ける

※お知らせ※
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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのニュースから。

物価高対策、与党が延長論 9月末のガソリン・電気支援
与党内で9月末に期限を迎える政府の物価高対策の延長論があがってきた。
ガソリン価格や電気・ガス料金の負担軽減のための補助金などを想定する。
補正予算案の編成は避け予備費活用を主張する。
政府は経済状況などを見極め、月内にも延長の是非を判断する。

案の定政府与党から「補助金延長案」が出てきました。

ここ連日、国民民主党の玉木代表が「毎日でも言う」としてガソリン高騰対策の必要性を訴えてくれるのはありがたいですが、その案に「現行補助の半年延長」なんてものを中途半端に入れるから結局こうなるのです。

あえて厳しい事を書きますが、

「現行補助の半年延長」という主張をしている限り国民民主党は「自民党のアクセル役」です。

個人的にはこういう批判の仕方は好きではないのですが、現行補助の半年延長の主張はガソリン価格高騰批判から逃げたい自民党へのアシストなのですからそう言われても仕方がありません。

もうすでに公明党が「補助延長」の主張はしており、自民党内でもその声は上がってきました。

それなのに野党までが「補助延長を」と言い出してしまえば、

これまでのガソリン補助金の問題点の批判や検証は一体誰がやるというのでしょう。

玉木代表の冒頭のツイートは「政府の欺瞞」を容認するものです。

「一世帯当たり4万5000円軽減」といいますが、そのために強いられるガソリン補助金の国民負担は6万8850円です。

「補助金は減税の倍の予算がかかる」と自ら指摘した玉木代表がそれを知らないとは言わせません。

なぜ「補助金予算は補助分より遥かに多い負担を国民に強いる」という事実に触れないのですか。

「欺瞞の容認」は「欺瞞への加担」です。

目先の支持率回復を目的にした政府の補助金政策に一緒に乗っかり、その負担は先送りした挙げ句、やれ国防だ少子化だ環境問題だと批判が起きにくい増税案を並べては回収にかかる。

こんな欺瞞にあふれた茶番をいつまで続ける気なのでしょうか。

「ガソリン補助金は減税に比べ1.5兆円も税金を溶かした。この責任は誰が取るんだ!」
「財源が無い、増税が必要だと言いながら、まだ補助金で国民の税金をばら撒くと言うのか」
「我々の提言通りトリガーをやっておけばその消えた1.5兆円でもう一年減税出来たじゃないか!」

これを野党がしつこく政府に突きつけず、誰がそれをやると言うのでしょうか。

これを野党がやらないから、国民負担率は増え続けるのです。

与党も野党も「国民負担」を論点にせず、「いか盛大にばら撒くか」を競っていては国民負担率など減るはずがありません。

私が国民民主党にこれほど強く当たるのは期待しているからです。

玉木代表の連日の「毎日でも言う」ツイートは素晴らしいと思います。

でも補助金は国民の負担を増やすだけです。

違うというなら「補助金には国民の税金は1円も使ってない」と声高らかに言えばいいのです。

どこからその予算を引っ張ってくるのか、どの事業を潰して予算を用立てるのかを具体的に国民に説明すべきです。

補助金予算以上の具体的削減案が無いのなら、それは「国民負担」であり「未来の増税」です。

それを隠して「バラマキ金額だけを見せること」を世の中では「欺瞞」というのです。

だからこそ私も毎日「補助金はドブ金(金をドブに捨てるの意味)と言い続け、野党が「補助金は国民負担を増やすだけ。減税しろ」と言わざる得ない社会の空気を作ろうと思います。

おかげ様でこちらのツイートは7000を超えるいいねを集め、少しずつですが確実に広まりつつあります。

減税に足らないのは「世論」であるように、「補助金はドブ金」と野党に言わせ「税金を溶かしたこの責任は誰が取るんだ!」と詰め寄らせるのも世論です。

この世論が出来あがり

増税と補助金の与党 vs 減税の野党

という構図が出来た時に初めて「議論」が生まれ、それによって政府の補助金政策に厳しい目が向けられ、それが国民負担の増加を止めるのです。

「減税は2.8兆円もの減収を招き財政に多大な影響を及ぼす」と国民に説明をしながら、4.3兆円もの予算を使った同効果の補助金政策をしている政府を批判しないだけでなく、補助金延長に同意するなんてどう考えても異常です。

欺瞞です。

狂ってます。

これは補助金政策に賛成か反対かのイデオロギー以前の話です。

これらの問題を指摘し、減税を政府に突きつけない野党に存在意義はありません。

「自民党のアクセル役」と揶揄されたくないなら、ドブ金の補助金を批判し「減税一択」で政府に迫るべきです。

権力拡大と共に国民負担率を増やし続け、肥大化する政府に

「ガソリン補助金は減税に比べ1.5兆円も税金を溶かした。この責任は誰が取るんだ!」
「財源が無い、増税が必要だと言いながら、まだ補助金で国民の税金をばら撒くと言うのか」
「我々の提言通りトリガーをやっておけばその消えた1.5兆円でもう一年減税出来たじゃないか!」

と突きつけるべきです。

有権者が求める野党の姿はきっとこれだと思います。

ということで、今日の記事はここまで。

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