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給付希望者が間違ってチェックをつけてしまう可能性がある → ×

一律10万円給付の申請書(案)が公開されているようです。マイナンバーカードを持っている人であれば、オンライン申請が可能とのことですが、入力項目は共通になるでしょうから、この紙の様式で記入しやすさや問題点を考えてみたいと思います。

特別定額給付金申請書の様式(案)

給付を希望しない人にチェックマークを入れさせる箇所があります。受け取らないことを能動的に示すことになっています。これは、説明をよく読まない人が多いので、誤解して給付を希望する人がチェックをつけてしまう恐れがあります。その誤解を防ぐためにもこの欄自体をなくすのが良いと考えます。

申請書は給付を希望する人が提出すると考えるのが妥当なので、締め切りまでに到着しなければ給付希望の意思なしとみなせば良いと思います。

おそらく申請書が世帯ごとになっているので、複数人の中で一部だけ希望しないレアケースに備えて、このようになっているのかと推測します。

最もシンプルで誤解やミスがない方法は、世帯でまとめるのではなく、個人宛てとし、氏名や生年月日、現住所もすでに印字された状態で届き、受取方法の選択(銀行口座振り込み/窓口)と口座番号の記入だけにすることではないでしょうか。

総務省 報道発表資料(令和2年4月20日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zaisei02_02000250.html


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