2年前かな、職場の先輩の対応が一気に悪くなったことがあって。
特に何か怒らせた訳でもなくて、今まで通りにしていたのに何故か自分にだけ明らかに目に見えて対応が冷たいな〜〜〜なんでだろう。って悶々としてる時期がありました。

その先輩は、親くらい年齢が離れてる方だけど新卒で入った当初1番気にかけてくれて1番優しく、1番質問しやすい先輩で。プライベートなこと一切話したくないと思っていた自分でも、話せるような雰囲気を纏っていました。
だからこそ、職場の中で1番信用してたしなんでも相談できるって勝手ながらに思ってて。

突然、以前の印象からかけ離れた人物が現れたようでその格差にショックを受けたのと同時に、どう対応していけばいいんだろう…と頭をずっと巡らせてました。
話しかけた時の、冷たい視線、冷たい言葉、今まではこう言ってたのになとか。他の人には冷たくないのに、なんで私だけなんだろう…って。その人と仕事場で会うまで、ドキドキしてる自分を落ち着かせて、夜にひたすらに落ちて。
出勤することを怯える日々と休みを迎える安堵の時間で毎日を繰り返してました。

私の性格上、めちゃくちゃ深読みしたり気にしすぎたりすることもあり、必要以上に考えては落ち込み、の無限ループでした。

ちょうどコロナ禍1年目ということもあり、
大好きなライブハウスに行くことも、映画館に行くことも、友達に会うことも。全ての息抜きとして使っていた手段が遮断されて、ずっと出口のない迷路に迷った感覚でした。

ここで読んだ方は、誰かに相談すれば？と思う方もいると思います。
でも、それが出来なかったのが今思う後悔で。
当時入って1年半で、正直そこまで悩みを相談できる様な関係性じゃないと思ったり、相談したことが筒抜けになるのかも全く信用できなくて。そんなこんなで、職場の人誰にも相談できませんでした。
でも、1番近くで見ている人こそに相談してアドバイスを受けるのが何よりも少し自分を救ってくれる１つの道でもあったなーとか今は思うんですけど…

そんな時に、普段聴いてなかったアーティストに救い出してもらえたんです。

Sano ibuki / jewelry

コロナ禍で、アーティストを沢山聴き漁っていた時に偶然Sano ibukiさんに出会いました。
優しくてスーッと入ってくる歌声。
この曲もなんとなくプレイリストに入れてただけだったんです。
ひどく落ち込んでいたピークの時、お風呂で偶然流れた優しさと心地よく刻まれるリズムと水滴が弾けた様な音が、心に溜まり続けてた蟠りを溶かしてくれたような感覚だったんです。

この歌詞を聴いた時、目に見えないルールに鎖をつけられて、叫びたい言葉を飲み込む毎日を思い浮かべ

この曲を聴いた人だけ知り得れるこのメロディーを唱え

近くにいるわけじゃないけど、そこにibukiくんがいるような…スピーカー越しだけど、、、。
レンズの向こうがが、まさに私にとったら携帯越しだけど。
私が笑ってる、ibukiくんも笑ってる。ちゃんと笑えてる、って送り出してくれた気がして。そんな最後に大いに泣かされました。


この曲を聴けば分かると思うんですけど、
別れと再生とそれでも繋がってるよ。って読み取れる部分が多々あると思うんです。

でも、私は私なりの、この心に潜んだ悪循環なる黒い物が無くなるのなら、今は自分だけの武装ソング。として、強くなるための武器となってくれ。と縋る様な思いで、この曲の端的な言葉を抜き出しては泣いていました。

話は戻りますが、先輩も今思えば結果自己都合ではあったけれど理由があって不安定だったんだ。ってこと思えるようになり、不機嫌日も、今日は調子悪いだけだなって落ち込んだり気にしたりしなくなっていて。
そうやって成長していくんだな〜って、ちょっとそんな自分に喜びを感じられたり。
同時に、こんな大人になりたくない。って反面教師にもなって。
働いてきた瞬間の中で、1番苦しい月日だったけど無駄じゃなかったし、成長できたし、今もまだ本音は隠している方だけれども、あの時の秘密のメロディーとちゃんと笑ってる。って言葉の武装のお陰で、すごく強くなれました。

それ以降jewelryは自分の中で御守りソングになりました。
聴くと当時を思い出して苦しくもなるけど、あんなこともあったな〜って笑ってる自分がいて。

この曲で泣いた過去をがある私が、まさに笑ってて。
この曲のラストと同じになってる感覚に、救われるのは必然だったのかな…と思ったり。

曲が絶対的に自分を救ってくれるのかと言われたら、そうです！と胸張っては言えないけど、不条理な世の中を武装する最高のアイテムだし最高の相棒だと思います。

jewelry。とてもいい曲なので良ければ聴いてみてください

最後まで読んで頂きありがとうございます☺︎