音楽をはじめたきっかけ

今日は、音楽について書きます。音楽というよりは、楽器についてです。

 自分は、幼少期からピアノに触れ、現在もシンセサイザーを弾いたりデジタルサックスを吹いたりしていますが、もともと音楽を習っていたのではなく、基本的に独学でここまで過ごしてきました。

今日は、そんな自分の音楽遍歴について、整理してみたいと思います。

 まず、幼稚園の頃の記憶として、幼稚園の頃、女友達にピアノを教えて貰って弾いていたことを覚えています。
当時は女の子としか遊ばない子供で、折り紙やあやとり、おままごと等、女の子がするような遊びしか興味がなく、運動が苦手だったこともあり、男の子と野球やサッカーをすることはありませんでした。

ちょうどキャプテン翼が大流行で、幼稚園にもサッカーチームがあったのを覚えています。もちろん自分には縁がなかったですが。

自宅にピアノはなかったのですが、学校で使うようなオルガン(足踏みではなく、電源で動くタイプ)があり、それを弾いて遊んでいました。

小学校2年の時に、4歳年上の兄がYAMAHAのキーボードを買い、それを殆ど自分のもののように使って遊んでいました。

はじめて買ったCDはドラクエのオーケストラCDで、ライナーノーツに小さな楽譜がついていました。
当時まだト音記号しか読めなかっのですが、キーボードでドラクエのメロディを弾くのが楽しかったことを覚えています。

小学校高学年になって、近所の従姉妹が使っていたアップライトピアノを譲ってもらい、ようやく自宅でピアノが弾けるようになりました。
当時はまだファイナルファンタジーの楽譜がなく、生まれて初めての耳コピはFFの「プレリュード」でした。

小学校5年の頃、当時は色々と問題のある子供でして(詳しくはまた改めて書きます)、一時期校長室に通っていたことがあるのですが、その時に音楽の先生から校歌のピアノ伴奏を教えて貰い、そこで初めてヘ音記号とペダルの使い方を教わりました。
ここで、前述のドラクエの楽譜の「武器商人トルネコ」を弾こうとしてもなぜか短調になっていたのは、ヘ音記号だったからなんだ!と初めて気づくことになります(笑)。

小学校6年生の時には、合奏のピアノを担当するようになり、この頃からクラシックピアノの楽譜を集めて弾くようになっていました。

中学に入ると、「クラスの中で誰がピアノを弾けるか」によって、合唱のピアノ伴奏が決まったりするわけですが、当時は男子がピアノを弾くという前例がなく、ピアノを習っている女子が弾くのが一般的でした。
自分が名乗りを挙げようものなら、クラス中の女子全員が敵に回って「Aちゃん(ピアノ習ってて好感度高い女子)が伴奏の方が良いと思います!!」と全力で嫌われる始末でした。
ただ、ドラクエやFFのゲーム音楽をピアノで次々と弾く自分は、男子には人気が高く、音楽の授業の開始前は前述の女子Aと「授業開始前までにどっちがうまくピアノを弾けるか」意地の張り合いだったことを覚えています。
最終的には、中学3年の時にクラス内投票で合唱のピアノ伴奏を決める際、初めて前述のAちゃんよりも自分の方が投票数が多く、合唱コンクールでピアノ伴奏をし、見事学年一位を獲得しました。

この頃に初めてX-JAPANの音楽を聴き、そこからYOSHIKIのピアノを弾くようになり、高校3年の文化祭の時に初めてX-JAPANの「CRUCIFY MY LOVE」をカバーしました。

高校卒業後、一人暮らしを始めた時に一番最初に買ったのは「電子ピアノ」でした。やはりピアノがない生活は考えられなかったです。

 
ここまでピアノの話ばかりでしたが、吹奏楽器についても触れておきます。

小学校~中学は、恐らく誰もが音楽の授業でリコーダーを吹いていたと思いますが、自分はリコーダーが大好きで家でもよく吹いていました。

小学校高学年のときに、音楽クラブではじめてトランペットに触れ、中学~高校は吹奏楽部でトランペットを吹いていました。

ただ、自分は正直トランペットという楽器があまり好きではなかったです。理由は、ピアノやリコーダーと違って、指遣いだけでは音は変わらず、唇で音を変えるのに慣れなかったためです。
吹奏楽部でも本当はサックスがやりたかったんですが、母がトランペットが好きで、兄が吹奏楽部でトランペットを吹いていたこともあり、なんとなくずっとトランペットを吹いていました。
(母がトランペット好きだったのは、子供としては複雑な背景があり、これも後日詳しく書きます)

高校2年からは吹奏楽部の指揮者を務め、ここで初めてきちんと楽典を勉強しました。
曲や和音の構成も分かるようになり、吹奏楽譜のアレンジも経験しました。初めてアレンジしたのは「古畑任三郎のテーマ」でした。
当時はまだ楽譜が出回ってなくて、耳コピして全パートを手書き楽譜で作った記憶があります。

高校卒業後は、大学の時にちょっとトランペットを吹いたりもしましたが、やはりトランペットには興味がなくなり、そのまま10年程吹奏楽器からは遠ざかっていました。

10年程前、たまたま中古楽器店でYAMAHAのWX5というMIDIコントローラー(+音源)を見つけ、その場で即買いし、念願叶ってようやくサックス(厳密にはウインドシンセですが)を手にしました。
もともと吹奏楽部時代も遊びでサックスを吹いたことはあり、運指も分かってたのでスムーズに吹け、昔吹奏楽で吹いた曲をサックスの音色で吹いて遊んでました。

2020年にYAMAHAからデジタルサックスYDS-150が発売され、予約開始当日に即予約して発売日に入手し、以降家でデジタルサックスを吹いています。デジタルなので本物のサックスのような表現力はありませんが、自宅で気軽にサックスの気分が味わえるのは魅力で、一人でサックス四重奏の動画を作ったりして楽しんでます。WX5は最近手放してしまいました。

 さて、鍵盤の話に戻りますが、高校卒業後電子ピアノで相変わらずピアノを弾き続け、電子ピアノが壊れてしまったのを機に「88鍵のシンセサイザーなら、ピアノも弾けて曲も打ち込めて便利なのでは?」と思い、大学4年の時にはじめてYAMAHAのシンセ「MOTIF 8」を購入しました。
ピアノタッチ鍵盤でピアノの練習もでき、シンセで打ち込んで曲も作れるという、自分にとって夢のようなツールでした。

それまでパソコンを持ったことがなく、曲を打ち込むにはスーファミの「音楽つくーる」というゲームソフト(またはプレステの「音楽つーくる2」)を使うしかなく、MOTIFが初めてのシンセでした。

その後、26歳の時に初めてバンド活動をするようになったことで、ライブ用のシンセが欲しくなり、RolandのJuno Dを中古で購入。
以降、持ち運び用シンセをFantom X6、VP-550、RK-100S、MX49、Krome73と買い替え、MOTIFもFA-08に買い替え、現在に至ります。

一時期は自宅に鍵盤シンセが6台もあったのですが、今はFA-08とKrome73のみです。
コロナ禍でライブ活動しなくなったので、Kromeは3年くらい出してないですが。

 現在は、FA-08でピアノを弾くか、YDS-150でサックス吹くかのどちらかです。
もともと人と一緒に音楽をするのはあまり好きではなく、ピアノは一人で完結できるし、サックスも自分でピアノ伴奏したり打ち込んだりして吹けば良いので、自己完結できる音楽が自分には合っているように思います。

幼少期から自宅で一人でピアノを弾くのが好きだったので、人前で演奏するのはあまり好きではないし、ピアノ教室に行っていたわけでもないので、いわゆる「演奏会」に慣れてないんです。
ライブで鍵盤弾くときもどうしても緊張してしまって、スタジオと同じ演奏ができないことが殆どです。
コロナ禍でライブ活動は滞っていますが、もともと自分は音楽を多方面に公開したいタイプではないので、気軽に自宅で自分のために楽器を演奏するのが合っているんだと思います。

 前回、現在休職していてリワークに取り組んでいることを書きましたが、リワーク活動の中でストレスコーピングを外在化するプログラムがありました。
自分の楽器演奏はあくまで自分向けなので、ストレスコーピングとしてはとても良い効果があると思っています。
自分の弾きたい曲、落ち着く曲を、ただひたすら弾く。それが自分には一番楽しかったりします。

 よく弾くのは「ザナルカンドにて」「ファイナルファンタジー」「親愛なる友へ」「RADICAL DREAMERS」「Say Anything」「Without You」です。
ゲーム音楽とYOSHIKIばかりですね。最近は、T-SQUAREの「TERRA DI VERDE」が気に入っています。

 
こんな感じで、今回は自分の音楽(楽器)遍歴についてまとめてみました。

整理してみると、やっぱりピアノと自分は切り離せないと思います。
ピアノのない生活は考えられません。

その割には、最近ちゃんとピアノに向き合って、気分転換に色々と弾くことかないように思います。
休職に入って最初のうちは、昔みたいに何も考えずにピアノを弾いてました。それが自分のストレス解消に繋がっていったんだと思います。
ストレスコーピングとして効果もあるし、これからも毎日少しずつでいいから鍵盤に触れていこうと思います。
昔のように大曲を一生懸命練習しなくても、少しずつ自分のペースで自分のために弾いていこうと思います。


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