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040「58歳の転職記・完結編」出来ないって言わない

転職情報サイトで、事務局代行の会社が求人を出しているのを発見しました。ものすごくレア。早速応募してみました。

書類確認ということで一週間ほど待たされました。応募から三日後に、担当者から質問が来ました。標準化団体の全体会議の事務局を担当したことがありますか。

私は正直に、全体会議の事務局はやったことがないが、傘下の部会の会議の事務局をやったことがある、と回答しました。

回答を送信したあと、私は大失敗をしたことに気がついて、ものすごくへこみました。何て回答をしたんだ。

やったことありませんって平気で言うやつ、誰が採用するの?できませんって平気で言うやつ、誰が採用したいと思うの?
やったことあるやつのほうが印象がいいに決まっているし、できるってやつに任せたいと思うじゃん。
いくら正直がいいと言っても、そういうことを口にしてしまうやつ、採用されるわけないじゃん。

まあ、そのすぐ後に不採用の通知が来るわけですが、その連絡より、自分が採用を遠ざけてしまう回答をしてしまったことが、ショックでした。

このあと、私は2枚の紙に「出来なくても出来ないとは言わない」「やったことなくてもやったことありませんとは言わない」と書いて、机の、モニターの上に貼りました。油断すると言ってしまいそうだったので、今日からもう絶対言わないって宣言しました。
嘘つきでもかまいません。採用されるまで自分に負けないように、そう決めました。

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