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「だからどうする?」

 国民性なのか価値観古めの「学校」という場所で働いているからかはわかりませんが,日本人は問題を炙り出すのは得意(好き?)だけどそれを解決するのがすごく苦手だなと感じます。

 私の働く「小学校」という現場は「○○は毎日忘れ物をしている」とか「クラスの子が言う事を聞かない。」のような小さな問題が山積みです。そんな問題に対しての多くの対応が「厳しく叱るor親に投げる」になっているように見えます。しかしそれだと根本的な解決になどなりません。(忘れ物が多い子供はお家の人も多忙だったりルーズだったりする現実があります・・)

もちろん私のクラスでもそういう小さな問題は多発するし,多忙で余裕もないので正直イラッとする気持ちはわかります。

ですが大切なのは問題を解決するには

反省を促す<システムを改善する

ことが重要かなと思います。

「だからどうする」という視点で対応していくと

忘れ物が多ければ文具レンタルコーナーを作り,最低でも学校では困らないようにしたり,子供が話を聞かなければ1人1冊のメモ帳を配り,集会で校長先生の話をメモらせたりして習慣づける,何てことが思いつきます。

職場環境にも言えて忙しいのだから単純に事務作業を早く終わらせる仕組みを作ったり会議を減らしたりすれば良いです。

感染症のニュースを見ていても「若者の行動が元に戻ってきている」というだけではなくて,「だからどうする」かを考えていくべきだろうと思いながら溜息をつきます。

とりあえず,個人の裁量が届くことに関してはこの視点は役立つのではないかなと思います。今回もお読みいただきありがとうございました。

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