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令和の怪物の成長とは?:シリーズ①

teamNINEの「K」です。
今回は記事の題名通り、令和の怪物と言われている、千葉ロッテマリーンズの「佐々木朗希」投手について書いていきます。シリーズとして①~③までの予定です。(もしかしたら増えるかも)

今回の内容は、
「重心移動時の軸脚の変化」です。ルーキーイヤーの去年1年を体作りに専念させた結果、高校時代と比べどのように変化していったのかを見ていきたいと思います。

ちなみに・・・
この記事はオープンにしていますが、かなり秘密の記事です。ぜひ皆様今のうちに読んでください。そこら辺の人より詳しいですよー。(笑)

最近の試合成績

2021年5月16日対西武戦 
5回107球 被安打6 奪三振5 四死球2 失点4 自責点2

2021年5月27日対阪神戦○ 
5回94球 被安打7 奪三振5 四死球3 失点4 自責点3

2021年6月10日対ヤクルト戦 
6回93球 被安打4 奪三振5 四死球2 失点1 自責点1

とこんな感じの成績です。現時点での1軍成績です。成績自体は少し物足りなさを感じるかもしれません。しかし1年以上実戦から離れていた選手が、このような成績を残しているので現時点では合格点ではないかと考えています。

高校時代のフォームと比べて

現在の佐々木投手のフォームは高校時代よりダイナミックさが無くなっているとか無くなっていないとか言われています。個人的見解は大きく変化していないと思っています。感覚的には動作自体がスムーズになっていると思っています。

簡単に例えると、高校時代の佐々木投手は、軽トラに150キロで走れるエンジンを積んでいる感じです。それは体に相当負担が掛かりますよね。現在の佐々木投手はスポーツカーに200キロで走れるエンジンを積んでいる感じと考えています。

佐々木投手は球速163キロ出せる能力はあります。今の佐々木投手が100%の力を出して公式戦登板したらおそらく、160キロは出る数字と考えていますが、出していないのが現状です。これは身体に負担をかけないようするためです。佐々木投手が160キロをバンバン出すようになるのはおそらく21歳~22歳くらいだと思っています。その理由は機会があれば!

画像1

写真は同じフェーズの写真を持ってきています。撮影している角度が若干違いがある点は大目に見てください。一番左は高校2年生、真ん中は高校3年生、右はプロ2年目、阪神戦の画像になります。

変化はどこでしょうか?
A.高校3年生のグローブが赤。

と、冗談は置いといて、次の項目ではどこが変わっているのかを説明していきます。

軸脚の重心移動の変化

画像3

軸脚股関節の外転角度(股関節を外に開く角度)の変化がみられます。左端の画像と右端の画像で膝の位置が点線より外にあるか、内にあるかの状態は分かると思います。高校時代は軸脚に力を溜めて体重移動を行う形をとっていましたが、現在は「軸脚の膝がしっかり伸びている」「軸脚の股関節外転筋力(股関節を外に開く力)」で軸脚で蹴る力を使いながら体重移動が出来ています。

また真なので分かりづらいですが、個人的にはステップ幅が広がっている印象です。これは軸の膝が伸びた状態+股関節外転筋力で体重移動が出来ているため高校時代と比較しステップ幅もやや広くなっているのではないかと思っています。

投球側上半身の位置

画像2

上半身の位置と表題はつけましたが、正確には「テイクバックの手の位置」です。高校自体からの画像と比較すると、明らかに位置が高くなっていることが分かります。これは意識的に変えたかどうかは分かりませんが、この位置に変化をすることによって、次のフェーズであるトップが早い段階で作りやすくなります。

画像4

こんな感じですね。明らかにトップの位置が同じフェーズのタイミングであっても違いが分かると思います。ここの前段階にも違いがあるため、これは次回詳しく話していきます。

次回予告

次回は「令和の怪物のテイクバックの変化」を書いていきますのでお楽しみに!

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