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文フリ東京37に本を買いに行ったらミラクルが起きた


先日文学フリーマーケット東京37に行って来て
興奮も冷めやらぬ、つまりまだ購入した本を読み終える間もなく
購入した本の作者がお店に現る、というミラクルが起きて
世の中まさに万事塞翁が馬を体感しました。

お店と言うのは、私がひとりでやっている整体院です。

Youkanさん、来てくれてありがとう。
まだ読んでなくて感想も言えずゴメンナサイ。

私が文フリに行って、本を買いながら何をしていたのかというと
名刺を渡していました。
文フリ開催前にあちこちのSNSで、イイネ、のような反応をしてきてて
誰この人気持ち悪い、と思われているかもしれないので
あれは私でした、気持ち悪くてスミマセン、今後もよろしくお願いします、という挨拶だったのだけど
名刺を渡した相手から「あっ。知ってます。女の人だったんだ」とか言われて
恥ずかしさ100満点を味わって来ました。

そんな中で、ハッとしながら
「肩が、痛いんです」と言った人がいました。
名刺を見てのリップサービスかな、と思いながら
ぜひどうぞ、と言ったかもしれない。

そしてホントに表れた。
行動力の塊としか思えない。
いや、肩が痛くて困っていたのだけど。

お互いにとってそれはミラクルだったのかもしれないけれど
お互いがそれぞれ1歩出たからこそ起きたことだと思っています。

だから知らない誰かがどこかで頑張っている、って好き。
いつかその人と出会う未来が待っているかもしれないから。
そして、その未来が来ました。

彼女が「よし、もう、書こう」と思った日があって
SNSで公にして
あれこれ考えて編集して
形にして文フリに運んでくれたからこその出会いです。

私も目を皿のようにして出店者を知ろうとして
文フリWebカタログも全部読んで
SNSでもできるだけ探して
共感できる相手を見つけて
予算を作って
不慣れな東京に足を運んで
人混みに揉まれながら会いに行きました。

こちらとしては
出会ったときに、ファンです、握手してください、でキャッキャして終わるのは
さみしい気がして
何か普通に話ができる自分でありたいと思って生きています。
その軸のひとつが整体師としての姿でした。
やり続けててよかった。もう20年。お店を持って16年。

でも物を書く者としてはまだまだで
やることが沢山ある。
まだ私は土俵に上がっていないと思う。

会いたい人に堂々と会いたい。
胸を張って。

だから私も文フリに参加します。来年の5月です。
苦しくても怖くても書き上げて、製本して、運んで、ブースに立って
買ってもらって、読んでもらって、良くも悪くも感想を言われたい。
そこで初めて、これまでやってきた人と対等に話せる気がする。

なんてことをやっている整体師です。
大変そう?
でも生きてる内しかできないからね。
血液が勢いよくグルグル循環しているのを感じます。

巡りが悪いなぁと思う人は、やってみて欲しい。
何を?
それはその人次第なんだけど
自分が思うことを書いて、俯瞰して読んで、また思い直して、
製本して運搬して陳列して
文学フリーマーケットに参加してくる。

これはきっとどの整体を受けるよりも
効くんじゃないかな、と思った整体師でした。

#文学フリーマーケット東京37
#文学フリマ

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