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顔認証の教科書

書名:顔認証の教科書 明日のビジネスを創る最先端AIの世界
著者:今岡 仁
出版社: プレジデント社
発行日: 2021年11月30日
読了日:2021年12月12日
ページ数:304ページ
12月 :3冊目
年累計:37冊目

少し辛口かもしれませんが
顔認証についての部分は50%くらいで
残り半分はNECがどうやって顔認証で世界一になれたのかという
ベンチマークコンテストのお話ばっかりです。

顔をどうやって認証しているかは丁寧に
わかりやすく書かれてるので良いです。

ただ、後半は少し長かった。
苦労したところをついつい長く書いてしまう部分。
それを読んだ読者は特に得るものは少ない。

そして、疑問に思う事があるのは
顔認証でNo.1を6回も獲得していて
なぜNECの業績は毎年の売上が3兆円前後で
利益率も5%なのか?

結局、卓越した技術があっても
それをビジネスとして利益に結びつけたり
広く使ってもらう事が苦手?なんじゃないかなと思う。

Appleは顔認証で世界No.1ではないけれども
スマホのロック解除を顔認証でスマートに実現している。

世界No.1を目指す事は大事だけれども
技術x事業がフィットしない限りうまくいかない。

NECの顔認証技術も空港のゲートやレジャー施設など
様々なところで使われているけれども
そこまですごいと思えない何かがある。

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