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WeChatミニプログラム(微信小程序)、開発用ID取得方法を解説

リリースから1年でユーザー4億人を突破したWeChatミニプログラム(微信小程序)。WeChatの10億ものユーザーにリーチしうること、AppleやGoogleのアプリストアを通さずに様々なアプリを利用できることなどから、スマホアプリの業界に大きな変化を起こし始めました。

WeChatミニプログラムは、2018年3月にサードパーティーに開発機能を開放。中国ではすでに150万人以上のエンジニアがミニプログラム開発で実績を積んでいます。

本記事では、WeChatミニプログラムを自分でも開発したいという日本のエンジニア向けに、開発者アカウント取得の手順について解説していきます。

事前準備:WeChatをスマホにインストール~ID取得

WeChatミニプログラムの開発者IDは、登録時に個人のWeChatアカウントとの紐づけが必要になります。

WeChatのインストールやアカウント取得は日本国内でも問題なくできますので、まだ登録していない人は先にWeChatの登録が必要になります。

携帯SMSでの認証が必要になりますが、それ以外は特に問題なくインストールできると思います。

微信公众平台(WeChatプラットフォーム)開発ID登録

では、ここからミニプログラム開発者ID取得の作業を説明していきます。下記リンクから、微信公众平台(WeChatプラットフォーム)を開きます。

メールアドレスとパスワードを登録~メール認証

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IDの新規登録となるため、画面右上の「新規登録」をクリックします。

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今回はミニプログラムの開発者IDを登録するので、左下の「小程序」をクリックします。

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① メールアドレスを入力
② パスワードを確認含めて2回入力
③ 画像表示された内容を入力(ロボット回避のため)
④ 利用規約の同意をチェック
⑤ 1~4が終わったら「登録」をクリック

続いて、開発者ID用のメールアドレスとパスワードを登録します。

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先ほど入力したメールアドレスに認証用URLを送付

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メールを確認して認証用URLをクリックすると、開発者情報の入力画面に移動します。

開発者(ディベロッパー)情報の入力

ここから、詳細な開発者情報を入力していきます。

企業管理番号や個人管理番号の入力を求められますが、自分はフリーランスのため、いずれもパスポート番号を入力しました。(個人管理番号の方は、注意書きの中に「パスポート番号でOK」と書いてありました)

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① 「日本」を選択
② 「企業」が自動で選ばれる(①で「中国本国」を選んでいると、「個人」「政府機関」など「企業」以外の種類が選べる)
③ 企業名(会社を持ってないので屋号を使用)
④ 企業管理番号(分からなかったのでパスポート番号を入力。空欄では登録を完了することができなかったので、何かしらの入力が必要)

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⑤ 開発者名(企業名と同じものを入力しました)
⑥ 電話の国番号。日本を指す「+81」に変更。
⑦ 携帯番号を入力。SMS認証になるため、固定電話では駄目と思われる。
⑧ 携帯番号を入力するとクリック可能に。SMSに認証番号を送付する。
⑨ SMSに送られてきた認証番号を入力
⑩ 個人の管理番号。自分はパスポート番号を入力しました。

WeChatのIDと紐づけ~登録完了

ここまで全て入力すると、個人管理番号の下にQRコードが表示されます。スマホのWeChatアプリでQRコードを読み取り、IDの紐づけを行います。

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全て入力するとQRコードが表示されるので、WeChatをスマホで開いて

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画面右上の「+」ボタンから「QRコードのスキャン」を選択。さきほどの画面に表示されたQRコードを読み取ります。

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QRコードの読み取りに成功すると、WeChatの画面に「このミニプログラム開発者と紐づけますか」というメッセージが表示されます(塗りつぶし部分はさきほど入力した個人管理番号)。問題なければ確定を選択します。

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WeChatの画面で身分証明が完了しましたとメッセージが表示されます。

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さきほどまで入力していた開発者登録画面にも、身分証明完了の表示が出ました。右下の「続きへ」を選択します。

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「開発者IDは後から修正できないけど大丈夫ですか?」と注意のメッセージが出ますが、気にせず「確定」を押します。

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これで開発者IDの登録が完了しました。

WeChatミニプログラムの開発管理画面

登録が完了すると、上記のような開発者用画面が表示されます。

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メニューをざっと見た限り、アプリの進捗管理画面(開発中、審査中、公開中)やアクセス計測、広告設定などがあったり、開発環境やマニュアルのダウンロードができるようです。このあたりは、自分も後ほど実際に触りながら試してみようと思います。

以上、WeChatミニプログラムの開発ID取得方法の解説でした。

(twitter:@tech_nomad_


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