旅する読書
昔、ドイツを旅していたときに、
地球の歩き方をちぎりながら旅している女性に出会いました。
重いから必要なページだけ切り取っていると。
当時、私にとって、本類はどれもこれも神聖で、考えられないことでしたが、それでも、地球の歩き方の重さは分かっていました。
いまでは、ガイドブックであれ、地図であれ、ちぎり読みで、
どんどん捨てています。
地図などは、ちぎり読みに向きます。
ガイドブックもちぎり読みに向きます。
文字や写真よりも、自分の体験が最も価値があります。
写真は、撮ってもほとんど見返さないと思います。
本も同じです。
ガイドブックなどは、一度、そこを旅すれば、どうでもいいものですね。
旅したことがないところでも、千切り読みをすれば、リアルな体験に近づきます。
結局、神聖視しないことです。
実際の体験以上に価値があるものはないです。
だから、ガイドブックの写真などは、捨ててもまったく問題ありません。
捨てても、本当に気になる場所には、行きつきます。
捨てても、どうしても思い出す場所や人こそが、あなたがいくべきところです。
私は、海外をたくさん旅してきましたが、
未だに北海道には行ったことがありません。
どうしたら行けるのだろうかと、海外よりも遠い。
ただ、捨てていく中で、いくチャンスが生まれると思っています。
捨てることは、新たな可能性にもっとオープンになることでもあります。
執着や妄想を手放せます。
本は、執着や妄想のかたまりとも言えます。
近所の緑の美しさのほうが、本よりもはるかに価値があります。
本は、適当に読めばいいです。
早く、読書から卒業しましょう。
本は借りるのではなく、買って捨てる。
捨てる為に買う。これが基本だと思います。
そのうち、買わなくなりますので、買ってから捨てるがいいです。
自分が求めているものを本当に知るためには、まずは捨てる。
契りは、自分との約束です。
もっと自分の好きを見極めるための契りです。
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