転職後、自分の人生を諦めてきた

私は新卒で上場企業に就職後、同じ財閥系の石油開発企業へ転職しました。

おそらく、仕事の内容、働く時間などに比べて、これほどの待遇が得られる会社はないであろうという会社へ転職しました。

しかしながら、後輩や上司との人間関係などで悩み、というよりも、独り相撲で自滅して、逃げるように退職しました。

在職中は、年末年始、GW、夏休み度に、毎年、海外旅行をしていました。節約旅行ではなく、行きたい場所に行ってから宿を取るという旅で、旅費もそれなりのものでした。

年齢的にも、人生の絶頂期。
お金の余裕から、今まで試したことのないことにたくさんお金も使ってきました。レーシックを受け、ロードバイクを買いました。また、埼玉県から都内の便利な場所に引っ越しました。
本を大量に買い続け、高級なスコッチウィスキーをあれこれ試すなど、独身貴族として、かなり優雅な生活を送っていました。

そんな恵まれた環境を、自分が蒔いた種で、手放すことになり、それ以降、いよいよ負け犬の人生が始まりました。

そもそも、なんで逃げるように辞めたのか。

ひとえに、実力不足とそれを知られたくない弱さ。つまりは自信の欠如からくる反動でした。いろいろなことに過剰反応してしまったことが原因です。

いま思うと、なぜ、それほど、余裕がなかったのか。
もっと自然に接することができたのではなかったか。

年齢相応の実力がなく、自信がない。
けれど、プライドだけが高く、さらに意識だけが高い状態。
本当にどうでもいいようなことで、自滅しました。

最後は、毎晩、お酒の量が増えて、若さと体力で、どうにか出社できていましたが、だいぶ、頭が働くなっていました。
非常に危険な状態で、毎日が苦しかった。

ここからです。退職してから。人生を諦めてきたのは。

私は、その時の栄光や待遇が忘れられず。
もともと奇跡なような環境だったため、探しても、見つかりません。
見つける努力もしようとしませんでした。

まったく異なる分野である林業などに逃げ道を探しました。
一時期は実家がある県で林業の研修に参加しました。
そこでチェーンソーと草刈り機の資格を取りました。

けれど、結局、再び、東京に戻り、就職活動を始めました。
実にたくさんの会社を受けました。
業種・職種も異なる会社です。

最終的には、ドイツ系の輸入商社に転職しました。
給料は大幅なダウンで、営業職でした。
入社してみて、独特の社風になじめず、
扱う製品である、機械にもまったく興味がわかず、
わずか半年で退職しました。

ここから、さらに迷走が続きます。

続く。




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