teesakaisha

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最近の記事

皮膚及性病学

昭和六年に克誠堂書店より発行された土肥章司著「皮膚及び性病学」。(手元にあるのは昭和十八年発行第十四版)ありとあらゆる皮膚病や性病による皮膚の状態を写真付きで解説している医学書。現在日本では少なくなった寄生虫による病も多数掲載。グロ写真多数につき取扱注意物件。

    • バースコントロール

      昭和八年自由社発行。その名の通り、妊娠調節について綴られているが、遺伝学や優生学の肯定等、今日ではデリケートになりがちな話を平然と記載しているので解り易いかと言われれば解り易いw。 生殖器、妊娠、避妊法等の当たり前な知識は勿論の事、当時、性を語る上で避けて通れない性病の項目に多めのページを割いてるところも必見⁈w

      • ケーフェイ

        初代タイガーマスク(海外では既にこの名前でリングに上がってたレスラーは居たが、実質的な意味での初代)こと佐山聡が自ら設立したシューティング(後の修斗)を熱く語った本である。そして同時に自身の体験を元にプロレスで実際に行われてた事をあからさまに語っている。 プロレスの実体を綴った著書としてはミスター高橋著の「流血の魔術最強の演技」が知られているが、こちらはその16年前、まだプロレスがリアルスポーツとして受け止める向きが少なくなかった時代にしかもプロレスブームの第一人者だった者が

        • 麻原はただのオッサンだ

          元オウム信者で麻原氏の側近でもあった田村智氏原作のノンフィクション漫画。 側近だからこそ知り得る麻原氏の冗談にも取れる俗物ぶりが読み手の爆笑を誘うが、オウム事件が今尚語り継がれている背景には、傍目的にもこんなに馬鹿げたモノをも信仰してしまう洗脳の恐ろしさと、純粋が過ぎる信者達の行状が、麻原氏と共に滑稽にも映ってしまうからだろう。 後に麻原氏をはじめオウム事件の主犯格達への判決が下され、当時の関係者達もオウムを去った者も居れば、別名称に変えたオウムに残った者、オウムをベースとし

        皮膚及性病学

          肛門部外来治療マニュアル

          肛門科医向けに発刊された専門書だが、表紙写真の時点でセンシティブな菊の門の写真(バン対策の為、ポストイットで隠してます)が⁈💦w 中身は肛門疾患のあらゆる写真の連発で、アナルマニアが泣いて喜ぶであろう写真が満載⁈途中でカンジタ症の女陰写真も付随掲載。 真面目な専門書ではあるが、内容的にもアナルマニアや疾患写真マニアが飛びつきそうな物件であり、マニア本のあるべく姿を行っている。

          肛門部外来治療マニュアル

          ウンコによる健康診断

          昭和44年発行。ここでは載せられないのが残念だが、大人、子供、赤ちゃんの大便の色や形状をカラー絵で描いているページが微妙な気持ちにさせてくれる(笑)。 肉食の人は固くて臭いウンコをするとか、内気な女の子はいじめっ子に会うだけで下痢をする等、分かりやすい記載も多いが、大便に纏わる書籍は数あれど、大便そのものを具体的に健康診断として記してる書はありそうでなかなかないという点でも注目したいところ。

          ウンコによる健康診断

          猛獣もし戦わば

          現世の最強の生き物(この場合人間は除く)は何か?の議論は古くから行われている永遠のテーマである。虎やライオンのような誰の目にも分かりやすい強さを誇る生き物の他にも、体格的にアフリカ象だ、近年だとカバ最強説、真正面から当たればサイ最強とか、海ならシャチ最強説など、様々な理由と憶測から語られてきた。が、本当のところは未だに憶測の域を出ていない。 本書では様々な猛獣と呼ばれる生き物の中から、特に強いとされる生き物の論文等を元に、筆者の推測であれこれ記している。が、結果としてはシチュ

          猛獣もし戦わば

          笠井博士のエクスタシー体位566

          単純にタイトルに釣られて買ってしまったが、ンン?笠井寛司ってどっかで聞いた事ある名前だぞと思ったら、以前ここでも採り上げているおそその写真の本出してた人でした(笑)。 体型・目的別おすすめ体位のページでは、「下ワキガ(即ちマ◯臭)がきついときの体位」「男性が早漏ぎみのときの体位(遅漏ぎみも有り)」更にはトイレやオフィスでする体位まで採り上げられていて、交合の際のお節介もとい(笑)丁寧なバイブルともなっている。

          笠井博士のエクスタシー体位566

          心理戦で絶対負けない交渉術

          タレント弁護士として名を売ってた時代の橋下徹の交渉術の本。 交渉のプロが書いてるだけあって、色んな場面で使えそうではあるが、こんな人物が政界内外で影響力を持つと、ロクな世の中にならない事を今日の社会が示してる気がせんでも、、ないわけないに決まってるやないですかーっ(大汗)ww

          心理戦で絶対負けない交渉術

          巨人が強けりゃ文句なし

          気くばりのススメで有名だった鈴木健二氏がそれと同時期に出してた巨人万歳本。気くばりなんて知ったこっちゃねぇ!な如く表紙が不愉快なら書いてある内容もまた不愉快な、いつも気くばりばかりやってられるかー!感が伝わってくる⁈ww

          巨人が強けりゃ文句なし

          科学的犯罪捜査附図

          発行元は内務省警保局、発行年不詳。原書はドイツ。おそらく大正から昭和初期のモノと推測される。死体やグロ写真多数掲載。 好事家達の間では割と知られているようだ。

          科学的犯罪捜査附図

          ドクター中松の常識やぶりバンザイ!

          中松義郎といえば著名な発明家にして、選挙によく出るインディーズ候補にして、はたまたタレントとして様々な形でメディアに登場する人である。 この人の場合、自称肩書が多いとはいえ天才には違いない。発明の数々にダジャレ的な名称が付いてる上に更にはユーモアまで兼ね備えている無敵ぶりだが、それらからは常に胡散臭さやキワモノの匂いが伝わってくるのである。発明件数世界一とは謳うものの、肝心な特許件数の数ではかの発明王エジソンには遠く及ばないそうで、とはいえその件数自体もかなりのものなのだから

          ドクター中松の常識やぶりバンザイ!

          東京オリンピック画報 美女の祭典

          週刊特報臨時増刊号として昭和40年3月11日発行されたグラビア誌。1964年の10月の東京五輪から半年近くも経ってから、女子アスリートに特化して出版されてるのだが、発行元が新樹書房で週刊特報からの増刊号となれば当然中身はエロ本の作りになるわけだ⁈ 勿論選手達の裸はないものの(当たり前かw)、その選手達のグラビアが、体操競技で股を開いてるものから、胸を突き出して薄らと乳首が透けてるもののオンパレードである。 編集者たちのむっつりスケベ目線丸出しな誌面にして、写真の隣に申し訳程度

          東京オリンピック画報 美女の祭典

          非国民奥崎謙三は訴える!!!

          映画「ゆきゆきて神軍」の主人公として、今尚伝説的に語られてる奥崎謙三。もうこの人については方々で語られてるので、説明不要な感もするが、彼が出した著書を一つ一つ読み出してみると、文章が読みづらい上に訳が分からなくなって投げ出してしまうのが正直な気持ちではないか⁈ そんな支離滅裂を示す象徴的事件が、元中隊長の殺害を決意し家を訪れた際、たまたま応対に出た長男を撃ってしまった事に尽きる。しかもその動機が「本人が居ないのなら誰でも良かった」というのも凄まじいが、とにかく真面目に相手にし

          非国民奥崎謙三は訴える!!!

          パンツを脱いで寝る即効療法

          世には様々な民間療法があるが、その中でもこれは画期的である!ただパンツを脱いで寝てるだけで、高血圧から自律神経の復調、あらゆる婦人病の改善に精力減退の改善などなど、如何にパンツを脱いで寝ることが身体にいいかを学者の論理的な説明から読者体験談までが記されているのである。 もしそれが本当なら今頃パンツの需要は底をついても不思議ではないのに、特に日本人の下着離れみたくな話は聞かないので、要するにどんなに健康的でも羞恥心には変えられないといったところがミソではある。 さて、ワタシが

          パンツを脱いで寝る即効療法

          民明書房大全

          「魁‼︎男塾」をはじめ数々のヒット作を生んだ宮下あきら氏が、自身のマンガにてさんざん引用したと言わしめた書籍である。 とは書いてみたものの、言うまでもなく民明書房という出版社自体が宮下あきら氏が創作した架空の会社だし、何故ここで採り上げる意味があるかに疑問を抱く人も居るかもしれない。 しかし、「魁‼︎男塾」では、事あるごとにこの民明書房からの引用が多数載せられており、リアルタイムでそのマンガを読んだ多くの少年達はきっと実在する出版社だと思って読んでいたのではないか?(これは自

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