見出し画像

乳幼児がいる家庭で選ぶべきワイヤレスイヤホン徹底解説〜乳児の夜泣きから顎関節症まで〜

乳児が居たとて、幼児が居たとて、音楽を忘れたくない。いや、音楽だけじゃない。乳児の夜泣きの対応をしながら、幼児の永遠に続く「ママ見て!」に対応しながら、急な電話だって、オンラインセミナーだって、ポッドキャストだって諦めたくはない。

わたしが高校生の時(15年前…15年前…?!?!)はでっかいヘッドホンで世界を遮断するのがオシャレな感じでしたが、今や街ゆく人々皆ワイヤレスの小さいイヤホンをつけています。

今も界隈によっては流行ってるのかな?
これ猫耳付きで耳4つを前提に作られてるの面白いね

ワイヤレスイヤホンはその形によって、4種類にわけられます。以下、各形を紹介しつつ個人的な見解も一緒に述べます!


①カナル型

耳に入れ込むインナーピースがついてるもののこと。Appleのエアポッツプロが有名ですね!

遮音性が高く、イヤホンから出る音は聞き取りやすいですが、そのぶん周囲の音は聞こえづらく乳児の泣き声や子どもの声は聞き取りにくい。浪人時代あんなにお世話になったノイズキャンセリング機能など今(育児中)はもってのほか。
インナーピースは可変なのでどんな耳穴の形にも合いやすいですが、たいてい大きさは合わせる必要があります。


②インナーイヤー型

インナーピースがないもののこと。エアポッツ第3世代はこれ。

15年前のセンター試験の英語リスニングで配られたタイプはこのインナーイヤー型でした(懐かしい)。耳栓となるインナーピースがないのでカナル型に比べると周囲の音は聞き取れますが、耳の穴に入れ込むという構造は同じなので乳幼児のいる家庭では周囲の音が聞きとりづらい。
耳の形によっては合わないものもあったり、落ちやすかったり、長時間つけていると痛くなったりすることもありますが、好きな人は好きという印象。


③骨伝導型

耳の穴は塞がず耳の前の軟骨から音を伝えるもののこと。

耳穴を塞がないので周囲の音も拾えて乳幼児のいる家庭ではめちゃめちゃ使いやすい!急な夜泣きにもすぐ対応できるし、料理中やお散歩のときも使える。ただし音質は①②に比べると良くないし、大音量にすると静かな場所では音漏れします。ネックバンドタイプは両耳繋がっているのでちょっと重い。(左右独立タイプもありますが骨伝導においてはあんまりメジャーじゃない)
あとは、骨伝導型ネックバンドタイプのものを長時間つけていて、顎関節症が悪くなってしまった患者さんがおられました。顎関節の状態によっては顎関節部に持続圧がかかるので良くないこともある。


④オープンイヤー型(骨伝導でないもの)

耳穴が開いているタイプのものや、

何故かリンクが貼れませんがイヤカフ型のものも!

 アンビーというやつです

骨伝導でないオープンイヤー型のものをこの括りにしてみました。上のものは耳穴が開いているタイプで、物理的に周囲の音も聞こえる。下のものはイヤカフ型でこちらも耳穴を塞ぎません。ただし、①②に比べると耳穴に入れ込む構造でないぶん、二つともある程度音漏れはするみたいです。実際使っている方に聞くと、最初はつけるのにコツが必要だそう。

その他の基準【左右独立タイプorネックバンドタイプ】

左右独立タイプはネックバンドタイプに比べれば軽め。軽いと同時にすごく小さいものが多いので、乳児のいる家庭では誤嚥の危険性がないとは言い切れないし、バラバラになりやすいので管理が大変。

基本的にどの型でも左右独立タイプは頭を強く振ったら落ちる可能性がありますが、乳幼児の管理(特に複数人のワンオペ)なんか頭を振ることばかりだもんな。こればかりは人類が複眼になることでしか解決できない。

ネックバンドに関しては左右繋がっているのでバラバラになる可能性がなく、誤嚥の危険性も限りなく低いです。ただし、その分独立型に比べると重く、耳や顎関節の負担になる可能性は高め。

先程紹介した骨伝導型だと耳でイヤホンの重さをささえる物が多いので、耳や顎関節の状態によっては症状が出やすいこともあります。

骨伝導でなければ首〜肩でイヤホンの重さを支えるネックバンドのタイプもあります。インナーイヤー型のネックバンドタイプは耳には優しいですが、ちょっと有線ぽくなるのでわずらわしさはあります。

それから、これは個人的な判断基準で恐縮かつズボラ告白みたいで恥ずかしいのですが、、、わたしは左耳が突発性難聴をしており聞こえづらいので、おそらく左右独立タイプを使うとそのうち右だけつけてしまうようになると思う。左どうせ聞こえないし、つけなくていっか〰!ってなる。絶対なる。自分のズボラさに対する自信がある。
でもこれ人体にとっては例え数gでも良くない。片側だけに数gの重りが、特に耳(蝶形骨や脳硬膜に繋がっている部分)についてるのって姿勢のバランスを崩す原因になり得ます。膝痛や腰痛が出る原因にもなります。イヤホンじゃなくて補聴器を片耳にだけつけて、全身のバランスを崩してる方もいます。

ネックバンド型も耳にかけるので脳硬膜の歪みへの影響という視点で言うと良くないっちゃあ良くないのですが、両耳にかけるので左右独立タイプを片側だけにかけるよりはバランスは崩しにくい可能性が高いと思っています。

ということで、乳幼児のいる家庭にオススメしたいイヤホンは周囲の音が聞き取れるという点で③④のどちらかなのですが、もう少し詳しく言いますと

③骨伝導型(ネックバンドタイプを想定)は
・誤嚥の危険性がある乳児のいる家庭
・小さいと無くしそうな方、管理が大変だと思う方
・両耳を片方ずつ装着するのがめんどくさい方

④オープンイヤー型(骨伝導でない/左右独立タイプを想定)は
・子どもがある程度大きく誤嚥の危険性が低い家庭
・子どもの管理において頭を振るリスクが低い家庭
・耳や顎関節にあまり負担をかけたくない方(※重さと力のかかる方向性から言うと骨伝導型ネックバンド型よりは顎関節症が悪化する可能性が低いのですが、このタイプでも顎関節や耳の状態によっては症状が悪くなることもあります)
・両耳それぞれに装着することを面倒だと感じない方

にオススメしたいです!

実際使っているもの

以下、実際に使っているもの&乳幼児のいる場面での使い方の紹介です👂✨わたしは③骨伝導型ネックバンドタイプのものを使っています。

4年前に旦那さんにもらったエアロペックス初代モデルが壊れたので、同じメーカーの最新モデルであるShokz Open Run Pro miniに買い替えました。ミニ、ネックバンド部が小さいので背もたれにもたれかかったり、寝かしつけする際にちょっと寝転がっても邪魔になりにくいのでめちゃめちゃ良い!あと標準サイズよりちょっと軽い。耳への影響的にはこのちょっとが大きいなと感じます。

細かいことを言えばわたしは左顎関節症(現在症状はほとんどない)なのでこのタイプはあんまり良くはないのですが、長時間の連続使用はほとんどないこと、誤嚥の危険性のある乳児がいることなどメリデメを考えて骨伝導型ネックバンドタイプにしました!

使用場面としては、
・録画したセミナー視聴
・オンライン勉強会参加
・保育園へのお迎え、通勤、運転時
・公園で遊んでいるときの見守り時間
が主です。

録画したセミナー視聴はだいたい子どもたちを寝かしつけたあとにします。夜泣きをされても聞こえるので、すぐ対応できます。便利。

オンライン勉強会は日中でもこのイヤホンを使っていますが、イヤホンの真価が発揮されるのは開始時間が20時〜とかの時。寝かしつけが終わっていない、、、でもアーカイブ配信がないので最初から聞きたい、、、そんな時にもミーティングにつなげておけば横になりながら聞けるので、寝かしつけを焦らずすみます。寝かしつけは焦って良いことひとつもないですからね。

あとは通勤時や運転時、子どもたちの砂場遊びを見守る時間にも活躍しています。本やスマホの画面だと視覚が奪われるので歩いたり運転したりする時はNGだし、公園でも子どもを見守れないことが多いのですが、イヤホンだと視覚は子どもに向けながら、勉強したり音楽を聞いたりすることが可能です💮骨伝導型だと、公園で「ママちょっと来てー!」と話しかけられた時にもすぐ対応できます。便利すぎる。この時代に子育てできて良かった。

特に永遠に思われる公園での見守り時間がインプット時間になるので、早く帰りたいなあ〰帰ってあれしなきゃこれしなきゃ、、、と思うことも少なくなり、心の余裕に繋がっています。

そしてminiの特筆すべき点はカラーラインナップ!可愛いカラーが多い!
標準サイズはRunと製品名がつくこともありスポーツウェアに合わせることを想定した原色の色合いのものが多かったのですが、miniは女性をターゲットにしたモデルだからか優しいカラーのラインナップで嬉しい。正直色で決めたところある。スポーツウェア着ないんだもの。普段遣いを想定した色合い良すぎる。

余談ですが、色だけで言うとカラーラインナップが豊富なのは上でも紹介したイヤカフ型のアンビーです。色の着せ替えもできるのであれはかなりファッショナブルの方向性に寄せてきてる。アンビー買うとしたら色かなり迷っちゃうな。

そんなわけで、乳幼児のいる家庭にオススメイヤホンの紹介でした!令和時代の子育てはwith音楽もwithインプットも諦めずガンガンやっていきましょう💪🔥


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?