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アメリカで暮らして半年経った話

仕事でアメリカはシリコンバレーに飛ばされてからはや半年が経ちました。きっかり1年で帰ることが決まっているのでピッタリ半分が過ぎたことになります。区切りがいいので半年で起きた変化の総括をしてみます。


出産

先日、第一子が生まれました。一番大きいライフイベントをまさかアメリカで迎えることになるとは思いませんでした。アメリカ国籍を息子にプレゼントできたのでまあヨシ。ミドルネームも付けました。
出産、入院は完全個室でプライベート感のある出産でした。まぁその代わり出産費用が1000万円かかりました。保険で100ドルで済みましたけど。臨月に海外旅行は絶対行っちゃだめですね。
分娩時は妻の脚を持って助産師と同じ仕事をしたり、出産に関わる全てを見たりと日本では出来ないことを沢山経験しました。私のグロ耐性が異様に高いことが分かりました。

育児

アメリカでは育休を取るのが普通です。というかむしろ取らないとマジで心配されます。私の場合は立場がイレギュラー過ぎて育休の制度が無かったので、上司から「取れないの?なんで?ちょっと会社と交渉しようぜ!」と言われました。ちなみにその上司は私たちの1か月前に子供が生まれ、育休を3か月取ってます。彼は今も育休中です。結局私は普通の休みを3週間取りました。たくさん育児していますが、日本の育児と違うところがあるので面白いなという感想です。例えば毎日お風呂に入れちゃいけないとかですね。

仕事

私は研修生としてビザを取って滞在しているので、厳密には仕事ではなく研修なのですが、OJTなので結局やってる内容は仕事と同じです。ただし責任が皆無なので超気楽です。仕事内容も半年でだいぶ変わりましたが分野は変わっていないのでやってることは実質同じです。

労働時間はガチフレックスの裁量労働制なのでもはや仕事とそれ以外の時間の境目がありません。赤ちゃんを抱きながらリモート会議とかに出たりしてます。文化の違いだなぁと思います。

オフィス環境は半年前に記事にした時から変わらずとてもよいです。PC、スマホ、ディスプレイ、ずっと無料のお菓子を貪り食って無料のコーヒーを飲みまくっています。

総じてこのオフィスを日本に持って帰りたい。本当に。切実に。

生活

だいぶ慣れました。いろいろなシステムが分かってきたので、お店や病院でもオドオドすることなく振舞えるようになりました。英語はいまだに聞き取れませんが、聞かれることはほぼ固定なのでパターンで会話しています。

英語

英語に慣れたのではなく、英語が分からないことに慣れました。適応能力は割と高めな自負はあったのですが、まさかそちら側に適応するとは思いませんでした。

英会話教室に通って先生と会話していますが、どっちかというと文化的な話を教えてもらうことに終始しているのであんまり英語力は伸びてない気がします。もちろん当初よりはだいぶマシですが。

運転

1か月で右側通行左ハンドルに慣れ、3か月あたりでウィンカーとワイパーの操作を間違えることもなくなりました。逆に言うと日本に帰ってから左側通行に慣れるまでに1か月かかる可能性があるということですね。恐ろしや。駐車場で前から車が来た時に、とっさに右に避けるか左に避けるかの判断で事故る可能性が高いです。

あと運転はだいぶ荒くなりました。周りの車の運転も荒いですが、全員が運転荒い前提でかもしれない運転してるのでそれでもある意味安全です。また、車社会なので運転に慣れている人の率が高い気がしており、道が広いのでヤバい車と距離を取ることもできるので、交通事情に慣れれば日本の高速道路よりはよっぽど安心感があるなと感じます。

交友関係

特に友達は増えてません。会社と自宅の往復しかしてないので、元からいる知り合いや職場の人とだけ交流しています。何かのコミュニティに属せば友達はできると思いますが、そもそも友達との継続的なやり取りがとても苦手なので多分続かない気がしています。あと子育てあるし…

まとめ

唐突なアメリカ生活も、案外なんとかなるもんだなと思いました。まぁこれはいろいろな地域、人種の人々が集まる超寛容なカリフォルニアだからかもしれません。日本に帰りたいか否かは半々だなぁと思えた半年でした。


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