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アメリカで暮らしてたと嘘をつくためのお役立ち情報

お久しぶりです。ていちょうです。生きてます。

「俺、前アメリカで暮らしてたんだよね」って言ってみたいと思いませんか。私はずっと言ってみたかったです。なんかかっこいいし。嘘をついてでも言いたかった。……いや流石にそこまでは無かったわ。

などと思っていたら会社の司令によりアメリカ、カリフォルニアにぶっ飛ばされ、私は現在絶賛シリコンバレー暮らし中です。1年間だけですが、本当に暮らしてましたと言えるようになってしまいました。

ということを踏まえて、この記事では実際に暮らしてみて知った、「アメリカ、カリフォルニアで暮らしてました」と言う言葉の現実味を増してくれそうな、細かーい情報をご紹介します。

まぁ要するにカリフォルニア・シリコンバレーあるあるです。

そもそもシリコンバレーって言わない

シリコンバレーに来てからシリコンバレーという単語を聞いたことがありません。そもそもシリコンバレーという地域の定義自体がだいぶあやふやでした。

サンフランシスコ湾の南側あたり、GoogleとかApplaの本社があるあたり(下の図の丸で囲んだあたり)を通称シリコンバレーと言いますが、時と場合によってはサンフランシスコ(Metaや数々のスタートアップがある)までシリコンバレーに含む場合もあります。サンノゼからサンフランシスコ、ハイウェイをぶっ飛ばして1時間かかります。この範囲をひとまとめにするには住んでいる人達にはちょっと広すぎます。

じゃあ何と呼ぶかというと「ベイエリア」で、特に丸で囲んだあたりを指定したい場合はサンフランシスコ湾を中心としてサウスベイと言ったりします。

スケボーで移動してる人がマジでいる

結構います。感動しました。歩道をスケボーが走ってます。
土地が広くて真っ平ら、歩道も広く直線なのでスケボーがちょうど良いのです。あとは普通に歩くの疲れるんだと思います。車移動が基本なくらいあらゆるものが遠いですからね。
もちろん自転車もある程度いますし、最近は電動キックボードや電動の一輪車?も見ます。一回だけローラーブレードを履いて移動してる人もいました。

リンゴが小さい

朝ごはんによくフルーツを食べます。特にリンゴがポピュラーです。スーパーには様々な品種のリンゴが目立つ場所にたくさん積まれています。
食べる時は手掴みで皮ごといきます。そのためなのか、リンゴはテニスボールくらいの大きさの品種が多いです。むしろそれしか見ないです。日本で一般的なサイズのリンゴを久しく見ていません。多分日本に帰って「リンゴデカっ」と言うと思います。

傘など無い

カリフォルニア特有ですが、雨がそうそう降らないので傘自体が売っていません。あと車移動が基本なので雨が降ってもそうそう傘は使いません。立体駐車場を使うか、車へダッシュかです。あと雨があまりに降らないので私は天気予報を見なくなりました。どうせ明日も晴れなので。

外にソファー

雨が降らないので、アパートやホテルの共有スペースなど、日本だとベンチが置かれるようなところにふかふかソファーが置かれてたりします。屋根が無くても置かれてます。「雨が降った時だけどかせばええやん?年に数回だし?」という感じみたいです。まぁ雨が降った時は大抵しまい忘れてしっかりビシャビシャになってるんですけどね。すぐ乾きますが。

ポテチが湿気らない

大変乾燥しております。よって食べかけのポテチをそのまま放置していてもぱりぱりのままです。

雨風であらゆるものが詰む

あらゆるシステムが雨が降らない前提で組み立てられているためか、たまに大雨が降ったり強い風が吹いたりすると高確率で停電が発生しますし、道路には倒木が現れ交通も滞ります。特に今年の年始は例年にないくらい雨が降ったのであらゆる所が浸水しました。会社のSlackには社員たちから「これ、ウチの前」と車が水に浸かってる写真たちが投稿されてました。

信号は消えるもの

雨風で軽率に停電するということは、道路の信号も消えるということです。片側4車線の道路同士が交わる交差点の信号が消えることを想像してほしいです。地獄です……と言いたいところですがさすがみんな慣れていらっしゃる。空気を読んで譲り合って割とスムーズに流れます。ちなみに信号が消えた場合は交差点の全ての入り口に止まれ標識が置かれた交差点(4way stop)扱いになります。

路上駐車

道路が広すぎるので、あらゆるところに路上駐車が出来ます。というか路上駐車前提で道路が作られています。路肩が超広い。誰かの家にお邪魔するときも楽ちんです。適当に周りに停められますからね。
ただしとこかしらの駐車場から道路に出る時などに路上駐車の車が邪魔で安全確認が難しいことがよくあります。

シャワーのひねりは1つだけ

アメリカにきてまず最初に困ったのがシャワーの蛇口の使い方でした。なぜなら困ったときには既に服を脱いだ後でスマホも風呂の外なのです。まずは下の写真をご覧ください。

これ、どうやって水を出して、温度調整すると思いますか?回せるところは上のノブ1つだけです。私は分かりませんでした。Googleに聞いてやっとわかりました。このノブをある程度回すと水量が全開になり、それ以上回すとだんだんお湯の比率が上がっていくのです。実はノブの後ろのプレートに「ここまでC、ここからH」みたいに水の範囲とお湯になる範囲を示す刻印があるのですが、まぁ、見えないですよねぇ。

日本の食品に注意書き

カリフォルニアには色々な国の人が大集合しています。もちろん日本人もです。そして日本の飲食物が輸入されスーパーなどに並んでいる場合があります。その時に「ここに並んでいる商品はカリフォルニアの安全基準を満たしていない場合があるぜ」みたいな注意書きが張られていることがあります。添加物の基準などが国や州によって違うんだなぁと実感する注意書きです。

金持ちの家の前の道は曲がりくねっている

アメリカの道路は直線的であることは想像できるかと思います。京都みたいな感じですね。非常に整理されています。

下の画像の右側と左側で道路の形が全く違うことが分かると思います。
右のエリア(ロスアルトス)もやたら地価が高く十分お金持ちしか住めない地域になっちゃっていますが、ガチのお金持ちのエリアは左側、ロスアルトスヒルズです。道路は曲がりくねっていますし明らかに建ぺい率が違う。一生縁の無い地域ですね。航空写真で見てみてください。すごいですよ。

まぁもちろん更なるお金持ちは地域名も無いようなところにさらに大きいお屋敷を建てるんでしょうけどね。

現金は不要

クレジットカードを手に入れてから現金をほぼ使っていません。ホテルに泊まった時のチップとして1ドル札を何枚か使用した程度です。キャッシュレスが徹底されています。

さいごに

とりあえず思いついた分を書き連ねてみました。これで少し生活の解像度が上がったかと思います。上げる必要は全くないんですけどね。

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