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森に愛のデザイン


武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース
クリエイティブリーダーシップ特論 第1回(2021/04/12)
講師: out woods代表 足立成亮 陣内雄


ほぼ奇跡でできている森の景色

壊さないようにそうっと

道をつける。木を伐る。丸太を運ぶ。

その森が自分ためを認めてくれる。

それが理想のヤマ仕事


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中国の洛陽で生まれた私、まだも茂った森を見たことがない。

大学時代に私は染谷将太主演の『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』という映画を見たことがある。その時初めてウッジョブについての仕事を知った。

その時もこの仕事について知りたくて尊敬した。私は世界のいくつかの場所で、世界、環境、未来のために黙々と自分の信仰を捧げる人々がいるということを知った。

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足立成亮さん、1982年札幌生まれ。主に写真作品制作などの活動をしていたが、森で働くイメージを強く抱き始め、森林調査や森林作業を行うなどの山仕事を始める。ポエティックな表現で「山」純粋な美を伝え続けている。 

陣内雄さん、1966年札幌生まれ。東京芸大建築科卒。一時期に設計事務所勤務したが、違和感を感じ退職。2006年旭川に居を移し森林NPO設立した。森林所有者や都市住民などと、森林とのつながりを再構築するための活動や支援を行った。

足立さんと陣内さんとの出会いは約10年ほど前。
足立さんが滝上町で林業の会社を2年経験し、その後、滝上町役場の林務課の臨時職員としても誘いを受け、1年間、町有林管理や森林整備計画業務などの一端を担当した。

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人間がいっときの都合で振舞った代償は、資源の枯渇,災害、そして病として世界に降りかかる。世界がバランスを戻そうとするうねりに、人間は打ち勝つことはできない。しかし、人間はそこから学ぶ、解決に向かうための行動を起こす事ができる。

『森林作業道』=outwoodsの森の道。
聞き慣れない言葉かも知れませんが林業には欠かせない重要な道だ。
木を伐り出すためにも、伐り出した木を運び出すためにも、ヤマを管理するためにはまず道をつける必要がある。

自然と人との関係を考えながら、森の景色壊さないように道をつける、木を伐る、丸太を運ぶこと。人と森がうまいこと共存を目指して、美しくて楽しい場所を作ることは理想のヤマ仕事だ。

森に対する愛、自然に対する畏敬の念、デザインに対する知識の利用は彼らが生活の中で愛することを満たしてくれる。

自分は女性として、このような使命が付与された仕事に参加できる機会があればいいなぁ。

自然と森という美しいものの生命に奉仕するボランティアが増えてほしい。

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以上、第一回目のCL特論、勉強になりました。今度森に行ってみよう。

森林作業道の写真は美しいです。out woodsのfacebookページたくさん写真が貼ってあった、ぜひ見てみよう。

武蔵野美術大学 造形構想研究科 クリエイティブリーダシップ ページ

#武蔵野美術大学   #クリエイティブリーダーシップコース #デザイン #outwoods #ライフスタイル #森  

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