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本を読むだけで効果はあるのか?

本にはたくさんの種類があり、また本を読む目的もさまざまです。ここでは主に「身近な話題について書かれた本を、考え方や行動を変化させるために読む場合」について書こうと思います。

イメージしやすいようにいくつか本をあげると、次のようなものです。生き方や考え方、コミュニケーション、生活習慣など、さまざまなテーマの本があると思います。

本から「影響を受ける」

本を一度読んだだけでも、その影響を受けて考え方や行動に変化が生じることがあります。例えるならば、テレビや映画を見てその影響を受けているような状態です。頭の中では何かがつながって、その時は新しい行動をします。しかし、時間が経つにつれてその影響は薄くなっていき、しばらくすると元の状態に戻っていきます。

私も前掲の「脳を鍛えるには運動しかない!」を読んで、ジョギングを始めたことがあります(本を買ったのが2022年1月で、それから2023年3月頃まで続けていました)。今この本について思い出せることは「心拍数を上げる運動をすることは、心や体にとってよい」くらいですが、本にはもっとたくさんの根拠が書かれていたはずですし、読んで起きた気持ちの変化もあったはずです。

これは運動という目に見える習慣についての話ですが、目に見えない考え方についてはそれ以上に、「本から影響を受け、次第に薄れていく」ということが、私たちが気づかないうちに起こっているのではないでしょうか。

影響を長続きさせるには?

本から受けた影響を長続きさせるために重要なことは、なぜ気持ちに変化が起こったのかを言語化することだと思います。そうすることで、後からその文章を読み返して、当時の気持ちを思い出すことができるからです。

私が最近読んだ「生き方」の感想は、この視点でまとめてみました。つまり「自分になぜ、どのような影響が生じたのか?」ということを中心に書いています。

タスク管理での例

「文章から気持ちを思い出す」ということを、タスク管理でも同じようにやっていることに気がつきました。私は最近宗教について学んでいるのですが、そのページに「なぜ学ぶのか?」や「何を学ぶのか?」を書いています。

「宗教を学ぶ」プロジェクトのページ

内容を要約すると「宗教は長い間多くの人に信じられてきているけれど、その理由が私には分からないので、どんな利益をもたらしているのかやなぜ広まったのかを知りたい」といったことです。

このページがあることで、例えば「なぜ今キリスト教について学んでいるんだっけ?」と思った時に、読み返して動機を思い出すことができています。

まとめ

  • 本を読むだけでも、影響を受けて考え方や行動に一時的に変化が生じることがある

  • その時の気持ちを言語化・文章化すると、後から読み返して気持ちを思い出したり、長続きさせられる

少し話はそれますが、「気持ちを書いておいて、後から当時の気持ちを思い出す」というのは、文章を書く大きな動機の一つであると思いました。

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