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北海道歩き旅2日目 「満腹」茂辺地~

■■茂辺地 湯ノ沢水辺公園

テント

テントがオレンジ色の為、朝日でオレンジ色に包まれたテントで目が覚める。


夜中2,3度、物音で起きたが、朝はよく眠れた目覚めだった。

水がないため朝食は作らずカロリーメイトと残りの水を飲み切って軽くすませる。

スマホのバッテリーも心配なので出発することにした。

テントを畳むと虫が多くへばりついていたので、よく払う。

テント内は結露ができて、ぐっしょり濡れていた。

初めてのキャンプなのでここまで結露が内側にできるとは知らなかった…


使用したテントはネイチャーハイクのSPIDER NH18A095-D

このテントは組み立ても、しまうのも簡単で良かった。

テントをしまっていると、バイカーのおじさんが(自分もおじさんだが)話しかけてきた。

どうやら昨夜にキャンプ場に歩いて現れたので気になっていたらしい。

バイカーのおじさんは何度か北海道にツーリングに来ているが初めてらしい。


「宗谷岬まで歩いて行く」と話すと「自転車はよく見るけど歩く人は見ないと話していた。」

気になっていたオロロンラインの話を聞くと

「道の駅はあるけど(お店とかは)何もない。」

「北海道のドライバーはいい人多いから。(歩きが)無理だと思ったらヒッチハイクすればすぐに乗せてくれると思う。」

「宗谷岬は風が強いからキャンプするなら風に気を付けて。」

と色々教えて頂いた。


最後に「自分には(歩き旅は)できないから尊敬する、応援してるよ」と言って貰った。

初めての旅、2日目で不安だったので応援してもらえて勇気をもらえた。


荷物をまとめて湯ノ沢水辺公園を出る時、バイカーのおじさんに軽く会釈をして去る。

昨夜と同じ道を通り下山するが、真っ暗闇と違って、朝の道は清々しく景色が開けて気持ち良かった。


再び海岸沿いの道にもどりひたすら歩く。道南いさびり鉄道の列車をみかけ、海沿いを車窓から眺めながら走ったら気持ちがいいんだろうなと思いながら並走した。

泉沢のあたりで、初めてセイコーマートで買い物。

おにぎりと水、雪見大福。それと充電用のケーブルを買う。

松山千春の曲を何度も聞きながら遅い朝食をとった。


すこし進んで小さな社の階段で休憩。

すこしスマホが充電されてSNSをチェックする。

自分の最後の仕事にたいするメッセージが入っていた。

不甲斐ない最後だったが以前の仕事ぶりを知っていた人が評価してくれていた。


ありがたい、だからこそ最後はもっと期待に応えたかった。


申し訳ない気持ちと感謝の気持ちが交互にグルグル回りながら

今は歩くことに集中させて貰った。


運動が、体の痛みが、今は沈痛剤だった。


痒いという感覚は持続的に自分の感覚に訴えて苦しめ、引っ掻く事でより強い痛みで痒みを和らげようとする。

心の痒みは思い切り不幸があれば全力で対処できるが、ゆるい痛みは心をひっかけずもどかしい。

今は歩く刺激が心の痒さを和らげてくれた。



木古内の道の駅にたどり着く。



日本一周するバイカーの人が道の駅で寝ると聞いていた。

その為、ここで夜を過ごそうと思っていた。

しかし、トイレ前の水道にでかでかとキャンプ及び車中泊禁止と書かれていて。

道の駅の人に許可を取りに行こうと思っていたのだが、でかでか大きく書かれていたので無理そうだと思い、諦める。

この旅では道の駅のキャンプをあてにしていたので、先が思いやられた。


着いた時間も14時ぐらいで早かったので他の手段を探す。

天気予報をみると次の日は雨になりそうなので宿泊することにした。


スマホで宿を探し、道の駅から引き返し「きこないびゅう温泉 のとや」さんに泊めてもらう事にした。


旅行慣れしてないのでシステムとかわからず夕飯と朝食付きでお願いする。

とった部屋は道路側の窓で景色がさびしく 禁煙の部屋ではないのでたばこのにおいが残っていた。

でも泊まれただけでも、キャンプ場と違いプライベート空間がもてる安堵感は大きかった。


温泉付きだったのですぐにお風呂に入る。

内風呂は故障の為かつま先も入れられない激熱でおじいちゃんが怒っていた。

外風呂は入れる温度だったので良かった。


コインランドリーが近かったのでまだ2日目だが洗濯しておく。


コンビニまで歩くが一度休んだことで足の痛みが蘇り、びっこひいた感じじゃないと歩けないくらい足が痛かった。

足に水膨れができていたので部屋に戻って中の水を抜く。


部屋で荷物整理するはずだったが、疲れが勝り夕飯まで寝てしまう。


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夕飯はこの旅で一番豪勢だった。

こんなに量があるとおもっていなかった。

腹が減ってるし今後の体力の為にもすべて食べようと思っていたのだが、追加で、さらに3品くらいきて食べきれなかった。


仕事の追い込みの時、食べると眠くなるので朝昼食べない生活を続けていたので、すっかり胃が小さくなっていたのかもしれない。


最後は、勿体なくてお茶を飲んだりして詰め込むが。

結局、残してしまう。

食べた後は身動きが取れず、日記を書いて寝る。


■2日目終了 歩いた距離 約23キロ

(この日は食事しか写真撮らなかったのでグーグルマップやストリートビューを使わせていただきました。もちろんグーグルマップの画像は自分撮影したものではありません。)


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