プロローグ

趣味を問われると唯一「読書」と答えていたこの私が、近年読書体力の低下著しく、さらに睡眠障害によるものなのか、理解力さえも怪しくなってきた今日この頃。。
そんな中、ずっと気になりつつもどうせ読み切れないからと諦めていた「サピエンス全史」および続編の「ホモ・デウス」を読むことを決意！
果たして私は、読書力、理解力を回復して「サピエンス全史」を読破することができるのか！

。。。とまぁ、noteの「創作大賞」参加に向けて、たいそうなエピローグからはじめてみました。

くだんの「サピエンス全史」および「ホモ・デウス」は4月23日に、文庫版をブックオフでまとめて購入しました。新刊を買う方が決意のほどが見て取れそうなところですが、現在私の収入は不安定なため、ちょっとでもお安く仕入れた次第です。
それでも、古本市場では文庫本よりも単行本の方が安く手に入るにも関わらず、外出先でも読みやすい文庫本を選んだというあたりに、本気度を見出して頂ければと思います。

なにげにちまちまとした世知辛い話から始まりましたが、購入から3日経過して、今日現在上巻約340ページの内、92ページまで読み進んだところです。
遅い！遅すぎる！

読書スピードについては、人それぞれ能力が異なるかと思います。
よく本を斜め読み出来る人がいますが、私は出来ません。頭の中で概ね音読しているかんじです。
まだ子供達が幼かった頃に、ユーキャンの速読講座を受講したことがあります。子育てで読書がままならないので、速読を習得して短時間で本を読もうという魂胆だったのですが、ある時速読を勉強する時間を読書時間に当てた方が、はるかにええんちゃう？と思い、一気に習得意欲が萎んでしまいました。
以降「瞬読」という本を買ってみたり、何度か速読にトライしてみましたが、習得しないまま今日に至っています。

340ページくらいの文庫本なら、集中して読めば、5時間くらいで読めるんじゃないかと思いますが、それが早いんだか遅いんだか、人と比べた事がないのでわかりません。
ただあまり集中しすぎると、読み終わった後めちゃくちゃ疲れてしまうのと、そんなガツ食いみたいな読み方をするのは、作品との向かい方としてどうなん？という気もするので、早ければ良いってもんじゃないようにも思います。
それでも今現在の読書スピードは明らかに遅いです。遅い上に頭に残らない！

どんな本でもそうという訳ではなく、例えば先日noteに書いた青山ゆみこさんの「元気じゃないけど、悪くない」は、あっという間に読み終えて、しかも自分の中にしっかり残っています。
読書というのは、その時々に身体なのかメンタルなのか、はたまたは魂レベルなのか、とにかく自分の何かが求めるものしか受け付けないという時期があります。
「元気じゃないけど、悪くない」は今の自分にドンピシャだったと言うことは間違いありません。

ならば今現在受け付けない作品を無理して読まなくてもいいのでは？と言われそうですが、私もそう思って過ごすこと幾星霜。もう充分時間が経ちました。
いいかげん、「読書好き」と公言できる自分に戻りたいのです。

つづく

「サピエンス全史」を読み干したい②