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現代ロードバイク(GIANT TCR)を購入した話


・・・・・ほんまごめん、納車。

GIANTの軽量オールラウンドバイク、TCRを購入しました。

購入報告と、ファーストインプレッションをお届けします。

なんで?

ロードバイクは3年目、グラベルロードも買ったばかり。全く納車の時期じゃない。このタイミングでの増車はどう考えても賢明ではありません。

そもそも私がどういう自転車乗りかというと、3年前にアルミのロードバイクを購入してドハマリしたものの、カーボンフレームに買い替えたりはせず1台目を納得のいく1台に仕上げたり、通勤兼オフロードのためのグラベルバイクを中古で買ったりと、速さより体験重視の方向でロードバイクを楽しんできたタイプです(早口・ここまで一息)

参考資料1

参考資料2

そんな中、もう一台、レーシング方面のバイクを増車したのが現状。

おまえ、そっち方面には行かない前提で金使ってたんだから、そっち方面にも金使ったら"おしまい"だろ…

納車前の葛藤

"おしまい"ムーブに踏み切ってしまいました。
理由はそれはもういろいろあり・・・

節目の歳を迎えた

記念品としてデカい買い物をしていい(馬鹿)

仕事、嫌すぎる

あと2年くらい嫌なところから抜け出せなさそうなので、手元に憧れの車体を置いて残り2年を頑張る理由にしたい。ワイはお前らのためでなく、かぁいい愛車のために働いとるんや。という。
ここまでおしごと頑張ってきたのでデカい買い物をしていい(馬鹿)

好みの車体の在庫があった

TCR新型に好みの色がなく、ダメ元で旧モデルの推しカラーの在庫を聞いたら倉庫に1台だけあると言われ(てしまっ)た。
30万ちょい払ってお得にそこそこの見た目の色を買うより、もう少し投資して気に入るのを買った方がお金の使い道としていい気がした。

好みの色〜

30万ちょい払うのがお得というのも大概なんですけど。

THE 現代ロードバイクに乗ってみたい

一生で一度は、業界が手放しで絶賛する現代ロード(油圧ディスクブレーキ・カーボンフレーム・カーボンフックレスリム・チューブレスシステム・電動変速)に乗ってみたかった。

ウワ〜〜現代だ〜!!

今手持ちの車体がへたる頃には年齢で体力の下り坂が加速する頃。身体が元気なうちに買った方が人生の幸せの総量が大きい。人はいつ死ぬか分からない。

と、いう感じ。よくもまあこんなにつらつらと買う理由が出てくるな。


これに対して買わない理由は、「クソ高い」だけ。
真っ当な大人は「クソ高い」で全ての理由をなぎ倒せますが、気づくと購入手続きを終えていたというわけです。

スペック

カーボンフレーム

初めてのカーボンフレーム。そこそこエアロな造型です。

色は基本紫っぽく見えて、光の加減によって緑に見える。緑と紫の車体が欲しかったので一気に叶った。かわいいね。

ここからだと完全に紫

フックレスカーボンホイール

初めてのフックレスリム・チューブレスシステム。

1400g台のホイールがついてくる

フックレスなので基本チューブレスしか使えない。出先修理が不安すぎるけど、使ってみたいと思ってしまったので仕方がない。

携帯ポンプでもビードが上がるくらい相性のいいタイヤが見つかるまでは100km超のソロ単独走はお預けかも。

あと、付いてくるのは25c。細くないか?チューブレスの恩恵ほんとに受けられる?すぐ太めに変えてやろうと思った(最初は)。

電動変速

初めての電動変速。イケメンじゃないけど誰もが認める優等生「105 Di2」くん。
"油圧ディスクのモッチリ効くブレーキなのにハンドル周りが軽い"のが目当てで、電動変速以外のモデルは考えてなかった(おかげで40万スタート…)

ボタンカチカチでの変速は必要性を感じないし絶対慣れるまで時間かかるだろ、と思ってたらメチャクチャ楽だし5分で慣れた。一つも文句のつけようがない。

さすがに、ブレーキフィールは渾身の一台として完成させたツーリングバイクのリム用アルテ機械式STI+EQUALキャリパーの方が好みだけど(早口)、引けを取らない素晴らしさ。

パワーメーター

初パワメ。後で欲しくなって5〜10万近く溶けるのを予防。
外乗りが固定ローラーみたいにならないよう、ほどほどにパワーに向き合って楽しもうと思う

変えるところがない

そんなわけで、まさに変えるところがないバイクを手に入れてしまった。マジでどこにも変えるパーツが見当たらない・・・。

バーテープとディスクローター変えました。

思ったより派手

バーテープは、こういう車体のカラー×ギラギラオイルスリックだと芸がないと思って落ち着いたトーンのカラーをポチったけど、届いてみたら普通にギラギラだった。次は落ち着いた色にする。

変えるところがないバイクを変える奴

完成車重量7kg台

カタログスペックだと7.8kg。10kg以上の車体にしか乗ったことのない私にとってはえげつない軽量化。

重量は実測で8.13kg(ペダル・サイコンマウント込み)。ペダルの重量を差し引くとカタログスペック通り。

今までは重たい自転車で山々を駆け回ることでタイムと向き合わないで来たのに、この車体だとライダーと合わせた重量が60kgを切ってしまう。登りで置いてかれたら本当に何も言い訳できない。乗るのやめようかな。

ワイヤー非内装

旧型のTCRなので、ワイヤー外装。流行りのフル内装じゃありません。

2本だけ

ただ、油圧機械式ブレーキで4本出てるモデルも余裕で評判がいいし、ワイヤー1本の抵抗を争うような実力もないので問題なし。

インプレ

早速走ってみました。

メチャクチャ速いけど普通。すごいバイクだった。

まずは納車ライド。「これだけの完璧なバイク、どんなにすごいことだろう」とワクワクしながらスタート。

納車直後

軽く流していると普通。とびきり軽い感じもそんなにグイグイ進む感じもない。

機械式油圧のTCRを試乗した時も、癖はなければ感動も無かったので、こんなもんだろうなと思った(だからこそ安心して購入に踏み切れた)。

車が少なくなってきてちょっとパワーを上げたら、驚きとともに今まで見聞きしてきたTCR評がブワァーーーーと脳内に流れ込んできた。うわーーー!これか!

速い

今持ってるエンデュランスモデルのツーリングバイクより相当速い。

とにかく漕ぎ出しの加速が速い。停車時アウターに入れちゃってても少しグッとやれば即スピードが上がる。
自分はいつも停車前に必ずインナーの真ん中あたりまでギアを落としていたので結構なショックを受けた。

TCR評でよく言われるけど、本当に30→35km/hの壁がない。気合い入れなくても35km/hくらいまで上がる。エンデュランスバイクにはその辺にセーフティー機能みたいな感じで壁がある。
もっと強靭な肉体ならそんなことはないのかもだけど。

この方も同じことを言っていた。

このブログすごく良くて、確実に納車の1要因になっている。

違和感がない

…と、ここまで速い速いと書いているが、その速さを出せるスーパーバイクなのに全く違和感がない。今まで乗ってたバイクと性格はエライ違いなはずなのに「そういえば、え!?速いな…」、みたいな感じ。つまり、性格が良すぎる。乗りやすい。

でも、無理なく高速巡航した後自転車を降りると猛烈な疲労感が襲ってきて、翌日まで疲労が残った。

少ない出力で高速化、ではなくスピード相応のパワーが勝手に搾り取られる。妖刀みたいな感じ。恐ろしい。

足回り

冒頭でも触れたように25cタイヤがついてくる。
もうちょっと太い方が〜と思いながら実物を見ると28cと見た目がそう変わらない。

家に帰って内幅21mmホイールにつけた30cタイヤと比べたが、ちょっと30cより細いかも?くらいだった。

走ってみてもリム内幅とチューブレスの恩恵か路面の振動もキツくない。多分フレームも25cを前提に作られてそうだし、別に変えなくていいかもしれない。

近所の荒れた路面のダウンヒルを雑に下ってみたけど余裕そうなので強度も大丈夫そう。しばらくこれで行くことにした。

山岳コースでPRの嵐

納車ライドのあと、別日にいつもの山岳コースを走ってみたら大変なことになった。

恐ろしや・・・

一番調子が良かった去年の初夏あたりに出た、最近頑張っても数十秒レベルで届かないPRが大量にあっさりと更新されてしまった。

あと、これそんなに頑張ってない。普段通りくらいの頑張りでこれ。これがテクノロジーの力・・・。参りました。

ダウンヒルが一番変わった。あっという間に落下するような速度になる。

悪いところ

なし。マジで。
強いて言えばホイールのラチェット音がデカすぎる。ご近所様や地元住民のみなさまに気を遣う。

たくさん乗っていきます

家にあるだけでテンションが上がる。

こんなラックに飾ってるけど、大地震が怖いので外出時と寝る前は下に降ろしている。


近場のソロライド、速いお友達とのトレーニングライドではこちらを主力に使っていこうと思う。

今後ともよろしくお願いします。

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