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老いと私

私は24歳だ。
ピッチピチの24歳。

あのイーロンマスクは51歳だし、ブラットピットは59歳で、
私は24歳だ。

あと2年経ったとして、イーロンマスクは53歳で、ブラットピットは61歳、
私は26歳だ。

何が言いたいかというと、私は若いはずなのだ。
だが、私はもうおばあちゃんの気分である。
こんな若くしておばあちゃんになると思っていなかった。

宇多田ヒカルがFirst Loveをリリースしたのは16歳で、藤井聡太は20歳で、なんか将棋界ですごいらしい。
正直、藤井聡太のことはよく知らないが、
宇多田ヒカルは16歳で「タバコのFlavor」を知っていた。
私は16歳の頃、どこにいて何を想っていたというのだろうか。

地元のスーパーのお惣菜コーナーはできたてカレーの美味しそうな香りがしたな、それくらいしか思い出せない。
歌詞になることのない、私の大切な思い出である。

あと2年経っても26歳という事実だけが、私の正気を保っている。

じゃあなぜ私がおばあちゃんのようだと感じるのか。
一つ目は好奇心の薄れである。
人や物事に好奇心を持つことが難しくなった。
前までの私は、たとえば野良猫や野良犬を追いかけて迷子になったり、知らない人に知らない言語で話しかけられて
そのまま連れていかれて、その人の家族と食事するような体験もできていた。
でも今は、たとえお化けが出ても、UFOに連れ去られても、「ふうん。」って言ってしまう自信がある。
終わっている。

二つ目は行動に移すまでのスピードが落ちたことである。
前までの私は思い立ったらすぐ行動し、失敗し、またまた挑戦して失敗して、の繰り返しだった。
今はどうだろう、忙しいを言い訳にして先延ばしにして、いいアイデアごと忘れている。
もしかしたらイーロンマスクを超えられるくらいのアイデアがあったかもしれないのに、1週間後には忘れている。
人類にとっても損である。

三つ目は体力の衰えである。
シンプルに、夜11時以降は思考停止するようになった。
ついこの間に朝まで遊ぶ機会があったが、11時以降の私はひどかった。
みんなでビリヤードに行ったが、疲れすぎて口数が0になってしまいみんなに気を遣わせた。
気を遣わせた結果、ビリヤード1投ごとに私の順番を回してくれた。6人もいたのに、1人が終わるごとに私の番を回してくれた。
申し訳なさすぎて裸で土下座した。(心の中で)

これ以上老化を進行させるわけにはいかない。
新しいことをしたいし、新しい人にも会いたいと思っている。
まだ見ていない場所はたくさんあるし、まだ知らない人は70億人もいる。
端金を溜め込むのはやめて、行動したい。

この文章を最後まで読んでくださったあなた、ご飯行きましょう。
そして仲良くなって一緒に旅しよう。

ひさびさに文章書いてすっきりしました。もう書くことが思いつかないので終わりにします。
読んでくれてありがとう

今田

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