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人類の知恵に学ぼう 日本の仏教「曹洞宗」

禅宗(曹洞宗・日本達磨宗・臨済宗・黄檗宗・普化宗)の1つであり、始まりは鎌倉仏教の1つとしてでもあった。本山は永平寺(福井県)・總持寺(横浜市鶴見区)。

道元は、臨済宗黄龍派の明全に随身した後、共に宋に渡り、天童山で曹洞宗の天童如浄(長翁如浄)に師事して開悟(身心脱落)して修行が終わり、1227年に帰国した。

「正伝の仏法」を伝統とし、「南無釈迦牟尼仏」として釈迦を本尊と仰ぐが、各人が坐禅により万法に証せられる(悟る)ことを肝要とする。

ひたすら坐禅を組むことで仏に近づくことを教えとする宗派です。

坐禅を手段として特定の目的を達成するという意図はなく、坐禅をすること自体が重要であると考えているのが特徴です。

一般的には「禅宗」と呼ばれる思想で、同様の宗派には臨済宗があります。

道元禅師は「正法眼蔵」などを著し、自らの悟りの境地や仏教についての考えをまとめています。

曹洞宗の普段の修行で用いられる日用経典は、修証義と般若心経です。
修証義は、正法眼蔵から重要な文言を抜粋してまとめたもので、信仰を持って
いる人達のために明治時代に編集されました。ちなみに、この書物は僧侶は
もちろんですが、一般の方が読んでも比較的分かりやすい内容になっているのが特徴です。

般若心経は、曹洞宗では読誦経典の1つとして用いられており、天台宗や真言宗を始め、曹洞宗以外の仏教の宗派でも使われています。大乗仏教の奥義を漢字でまとめているのが特徴で、読経や写経の際にもたびたび登場する経典です。

~株式会社よりそう、参照


今日全国に約1万4千5百の寺院と、520万の檀信徒を擁する大宗団に発展し、未来にむけて更に前進しようとしています。

曹洞宗の教えの根幹は坐禅にあります。それはお釈迦さまが坐禅の修行に
精進され、悟りを開かれたことに由来するものです。

禅とは物事の真実の姿、あり方を見極めて、これに正しく対応していく心のはたらきを調えることを指します。

そして坐ることによって身体を安定させ、心を集中させることで身・息・心の調和をはかります。

お釈迦さま、道元禅師、瑩山禅師の「み教え」を信じ、その教えに導かれて、毎日の生活の中の行い一つひとつを大切にすることを心がけたならば、身と心が調えられ私たちのなかにある「仏の姿」が明らかとなります。

日々の生活を意識して行じ、互いに生きる喜びを見いだしていくことが、
曹洞宗の目指す生き方といえましょう。

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