結社の会誌「稜」2024年1月号が出ました
熊本の短歌好きの皆さん
新年は能登半島地震に衝撃の始まりでした。
熊本の人にとっては、共感し過ぎるくらいの映像です。
早い復興をお祈りします。
ようやく温かなこの頃、枝垂れ梅の紅に春の訪れを感じます。
さて、当結社の会誌「稜」2024年1月号が出ました。
今回は巻頭作品20首の作者は当結社の最年少の青年です。
郷土愛あふれる若い感覚の歌が揃っています。
『季のうたことば』には、小正月に行われる左義長の歌についてのエッセイです。熊本では「どんどや」といいます。
コラムは、島田美術館長による、首から下は動かない車椅子の画家「石田澄男」さんの人生についてです。
あなたも熊本の短歌結社に入りませんか。
短歌結社にいると楽しい3つの理由
1. 短歌の仲間ができる
短歌に興味がある 仲間ができるのは大きな楽しみです。
リアルな仲間と出会うことで SNS では得られない 楽しみがあります。
新年会などのパーティーや歌碑巡り などのイベントもあります。
2.毎月仲間と一緒に歌を講評しあえます。
3.隔月発行の雑誌にあなたの短歌が活字となって掲載される。
まずは無料の見学からどうぞ。
メールで詳しいことをお知らせできます。bettymaple120@yahoo.co.jp
今月号の巻末には、稜のメンバー10名の短歌がありますので、以下にご紹介します。
沈丁花に寿命の有るを知らざりし 夫逝きし冬立ち枯れにけり
わたくしの別れについてわだかまり割れたこころはレモンの香り
夏深きみどりの園の静けさに子供らを待つ滑り台ひとつ
一面の黄金の穂群れさざめきて稲刈る人の背に蒼き空
十八枚の二間の畳をひとり拭く初七日過ぎし秋晴れの午後
空の色の白めく辺りの水平線昇る朝日の最初の光り
まぎれなくひとりよ独り煮えすぎて鍋の白菜つひ涙箸
不確かな平和の中に吾れ生きてさくら色した卵抱きゆく
抜歯して帰りに選んだ日陰道見知らぬ家に韮の花咲く
廣重の五十三次おほかたの「次」に小さき富士描きあり
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