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短歌結社誌「稜」2023年11月号(260号)をご紹介します。

熊本の短歌好きの皆さん
当結社の会誌「稜」2023年11月号をご紹介します。

待ち遠しかった秋が来ました。
公孫樹の紅葉が綺麗です。
古来より季節の移ろいは短歌に詠まれてきました。
が、最近の異常気象には、言葉選びに苦労します。

さて、当結社の会誌「稜」2023年11月号が出ました。
今回の巻頭作品20首は、今は亡きご主人と育てられた庭の草花の思い出を綴る短歌です。
わが思い出の一首は、令和五年九月に国宝になった通潤橋を詠んだ歌です。
『季のうたことば』には、木守柿(きもりがき/こもりがき)の歌についてのコメントもあります。
コラムは、令和五年九月に水前寺江津湖公園に復元された新ジェーンズ邸についてです。
巻末には、稜のメンバー10名の短歌がありますので、以下にご紹介します。(稜9月号より)

かいつぷりの浮巣のいくつ乱れゐる湖の汀に雨降りつづく

満たされぬ想い抱きて佇つ庭に花大根の淡きむらさき

浅くとも深い傷でも生き延びよ阿蘇の煙のたなびくかぎり

引き潮の海の底まで陽の入りて御輿来海岸波のかがやく

手触れば黒き真珠の玉となる団子虫しばし掌に転がす

八月は吾が生れ月 母想ふ月 切々非戦を祈る月なり

どうせなら日傘にわれと入らぬかつかずはなれず飛ぶ赤蜻蛉

とぼとぼと歩く老女を抜きたれと明日は我が身と歩をゆるめたり

あの頃の曲流るれば学寮の仲間の声か時空を超えて

ドローンにての映像なれば惨酷なる戦闘シーンの増ゆるせつなし

短歌結社にいると楽しい3つの理由


1. 短歌の仲間ができる
  短歌に興味がある 仲間ができるのは大きな楽しみです。
 リアルな仲間と出会うことで SNS では得られない 楽しみがあります。
 新年会などのパーティーや歌碑巡り などのイベントもあります。
2.毎月仲間と一緒に歌を講評しあえます。
3.隔月発行の雑誌にあなたの短歌が活字となって掲載される。

まずは無料の見学からどうぞ。
メールで詳しいことをお知らせできます。bettymaple120@yahoo.co.jp



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