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第12話【友達に戻った2人】〜前編〜

前回のお話はこちらから


4月6日09:57
「東口に降りたらすぐにバス着たので無事帰宅しました。
玄関開けた瞬間からニャンコが激おこプンプン丸でした。笑。

風めっちゃ強いね!
お仕事気を付けて行ってきてね。
一晩、私のことたくさん愛してくれて本当にありがとう♡」


「おかえりなさい。僕も家に着きました。
こちらこそ色々とありがとうございました。
瞳さんも気を付けて行ってらっしゃい。」


「彼女、大丈夫だった?
noteの件はまた後で報告します。」


「彼女は泣いていましたがとりあえず大丈夫でした。

かしこました。よろしくお願いします。」


「泣いてたの…
なんで、またバカ正直に話したんじゃないよね?
本当に帰りが遅くて泣いてただけならいいけど。
昨夜の事は本当に2人だけの秘密だからね。
無理を聞いてくれてありがとう。ごめんね。」


「バカ正直には話してないですが、いつもと様子がおかしかったから帰ってくるか心配だったとのことです。

2人だけの秘密です♡」


「なら良かった。
もう朝まで一緒にいて、なんて事は二度とないから。多分。笑。
でも、ご指名をご要望の時はいつでもお待ちしております。笑。
では、また後でね。」


「朝帰りは最初で最後と彼女にも伝えたので無いですよ。
僕も出ますー。」


4月6日17:09
「とりあえず今はそういう事で。
いいじゃん、言ったって。笑。
私のフェラだって、マッサージだって、スッゴイ気持ち良さそうにしてたくせに。笑。

でも約束はちゃんと分かっているし、私は初めから彼女との事は邪魔しないって言い続けてるからね。そこだけは最初から変わらない。

だって私はオバサンだし、代わりに子供産んであげられる訳でもないし、鈴乃さんのお母さんに気に入られてる訳でもないのだから。

好きだけど。
ただ鈴乃さんが幸せになるのを見守って、時に相談相手になって、時に笑い合える関係でいれればそれでいいの。

昨夜があまりにも楽しくて気持ちよくて幸せだったから、私、十分満足してるよ。

鈴乃さんも夢中でセックスしてくれたから私の右の乳首近くにひっそりキスマークがあります♡めっちゃ嬉しい♡大事にする♡笑。

とりあえずnoteに書いた分、消したので報告です。スクショも送るけど、私のnoteを見て確認してね。

あと別れ際ずっと手を握っててくれてありがとう。あれ、めちゃくちゃ嬉しかった♡
鈴乃さんも鈴乃さんなりに私のこと想ってくれてるんだもんね。
好きとかそういうんじゃなくても。
そういう意味のギュッ♡が嬉しかったよ!ありがとう。

気持ち良くもさせたけど、寝不足にさせてごめんなさい。笑。
お疲れ様です。あと数時間…頑張って。ごめんね。」


4月6日18:46
「お疲れ様です。
僕と彼女の事、考えてくださってありがとうございます。
今回、瞳さんのお陰で本当に、本当に真っ当に生きようと思いました。
気付かせていただき、ありがとうございました。
noteも確認させていただきました。
本当にありがとうございます。

昨日はセックスもだけど、お弁当もマッサージもめちゃ良かったです!
てか、キスマーク付いてたんですね。
自分でも気付かなかった。笑。それぐらい夢中だったって事ですね。
瞳さん本当に昨夜から今朝にかけてありがとうございました。
瞳さんも眠いですよね。お家でゆっくりワンちゃん猫ちゃんと休んでください。」
20:00
「今から帰ります!」


「早めに終われたんだね。良かった!
風また強いから駅に着いたら気を付けてね。お疲れ様でした。」

「正確に言うと彼女の事はそんなに考えてません。ごめん。
私からしたら、鈴乃さんが選んだ人…っていうだけ。
それ以上でもそれ以外でもないかな。

だって私はあくまでも鈴乃さんが好きだから。その気持ちはあんな事があっても何も変わらないから。


(自分の事だけど健気過ぎて…泣ける。心の声)

だから、お弁当も何年か振りに張り切って作ったし、マッサージも鈴乃さんがうつ伏せになってたからっていうのもあるけど、自然にしてあげたくなって癒してあげたい気持ちでいっぱいだったから、そんなに喜んでくれて私も嬉しいです。良かった♡
セックス気持ちよかったね♡
鈴乃さんがめちゃくちゃ夢中になって、気持ちいい顔してるの最高だった♡
私の身体はとっても満足しております。笑。

鈴乃さんが下ネタ言わないように我慢してるのに私が誘惑してるみたいになってるけど、『気持ちよかった』を伝えたいだけだから。

それで、もしまた私に舐めて欲しくなったらその時は遠慮なく言ってください。笑。
約束破るとか彼女を傷付けたくないとか、色々決意を固めてたのは昨日もたくさん話して分かったけど。

私と鈴乃さんが会えるの8月までだよね?
8月にはすぐに富山に行っちゃうかもしれないでしょ?


(鈴乃と彼女が入籍するのが8月だと聞いた。そして富山に行くかもしれないとも。)


だから私のフェラが忘れられなかった時は泊まらなくていいから、笑、またいっぱいするよ。たくさん癒してあげる。
仕事で嫌な事がたくさんあった時、して欲しくなったら言って。たくさんたくさん舐めてあげる。

私の方が鈴乃さん以上にタフで変態らしいので。笑。

これはもしまたそういう事があっても本当にあと数ヶ月しか会えない私達の関係の話なので。

昨日の私のが凄く良かった♡って思ってくれたなら遠慮なく言って。

イヤ。そんなことはもう絶対しない!って言うならそれで大丈夫。

普通に昨日ホテルに入ってお弁当を食べた時みたいな友達になるし、なれます。

私からは『また抱いて』とは言わないから。
ただ鈴乃さんが私を求めてくれたら応えるよ♡というお話です。

富山に行ったら色々またしんどくなったり、辛くなったりすると思うんだよね。
彼女の実家の方に行く訳だから。

だから、私と会える間だけ。
鈴乃さんが求めてきたら喜んで応えます♡

勝手なこと言ってるかな?
昨日が最後!!って決めたじゃん!もう!って思うかな?
でも昨夜の鈴乃さん凄くカッコ良かったよ。
私の最後の彼氏になってくれてありがとう。
大好きだよ。」


(まぁ、実際は今現在(6/12) アプローチされてる彼(鈴乃より歳下の36歳ともう1人41歳)がいるので、“最後の彼氏” ではなくなっちゃいそうだけどねぇ。鈴乃との“最後のセックス” の後、この間もう違う人と寝たし。noteを書きながら現実をみて色々切り替えましたワタシ、笑。心の声。)


「鈴乃さんに私の手料理を食べてもらえた事も凄く嬉しい。
美味しいって言ってくれてありがとう♡

色々書きましたが、カラオケ(私の為だけのライブ)にランチ、楽しみにしてるね!
時間できたら誘ってね。
改めまして、これからも仲良くしてね。」


「そんな風に思ってくださってありがとうございます。
富山に行くのか、今の会社継続するのか、まだ分からないですけど、とにかく今はセルジュを盛り上げる為に頑張ります。

もうお家ですかね?瞳さん、めっちゃタフだけど、ご飯食べてのんびり休んでください、笑。

改めて、よろしくお願いします!」


「わたしめっちゃタフ?笑。
今まで黙っててごめーん、笑。

そっか。完全に8月に富山行き決定な訳でもなくて。
とりあえず入籍だけは8月なのね。
(なぜ8月なのかは知らんけど。心の声)

でもそしたら…入籍したら余計にそういう事が言えなくなるので、今がチャンスという事で。笑。
昨夜、私があんなに凄いなんて思ってなかったっていう顔してたもんね。笑。
だから、気持ち良くて楽しかった。
私は3回もしてもらって、
ずっと握らせてもらって、笑
心残りはありません。最高でした!
今夜はしっかり寝ます。笑。
鈴乃さんもたっぷり休んでね。笑。」

「今さ〜不貞腐れ息子に八つ当たりされてさ。
言葉選んで励ましてもムダだった。アイツめんどくせぇ〜。笑。
どこの会社も、どんな仕事も、楽で楽しいなんてないよね。
文句がない仕事なんてある訳ないもん。

私の大切な鈴乃さんもセルジュを盛り上げる為に頑張るのはよく理解したけど、あんまり無理はしすぎないでね。
昨日みたいに時々、私に話したいこと話して少しスッキリして一緒に色々考えようね。

私もさつきさんに散々責められたから反省してるし、あれ(削除済のTwitterの件)のせいで、お客さんが減っちゃった責任としても私も一緒に考えます。」


「どんな仕事も大変だけど、息子さんのは特に大変そうですね。
優良企業で働く事の大変さ…
うちは優良企業じゃないけど、仕事自体は(僕以外のスタッフは)簡単…
どっちがいいのやら。笑。

あれは僕のせいですから、真っ当に頑張ります。
応援してくださるだけで嬉しいです。」


「キッカケは『僕のせい』ですが。
さつきさんに言われた通り、SNSに流したのはやり過ぎだったと反省してます。本当にごめんなさい。」


(今現在のこのnoteのマガジンに関しては鈴乃の方からの宣戦布告を受けて始めた事なので反省なんかする必要もないです。鈴乃はやはりきちんと罰を受けるべき。そう思っています。心の声)


「応援はめっちゃしてる!
相談も愚痴も遠慮なく言ってね。
昨夜みたいにこれからもたくさん話しようね。
あと、YouTube見ながら鈴乃さんが音拾ってる姿、凄く素敵だった♡
今こんなカッコイイ鈴乃さんを独占してるの私なんだ!って、あの時めっちゃ楽しくて嬉しかったんだよ。
生まれ変わったら私と結婚して幸せにしてください。笑。
寝ます!
鈴乃さんも早く休んでね。
明日もまたおちゃらけDMするからね。笑。おやすみ」


4月7日07:04
「おはよう。よく眠れましたか?当然だよね。笑。
今日も風強いし、夜は特に雨予報だから傘を忘れずに。
低気圧しんどいけど、早めにロキソニン飲んで対策して乗り切ってね。」


4月7日09:24

「おはようございます。 しっかり寝ました。
本当今日も昨日に引き続き、風が強いし、天気も悪いから既に気圧にやられてます。お互いほどほどに頑張りましょう。

瞳さんのお弁当本当に美味しかったです。
お弁当というもの自体すごく久々だったから嬉しかったです。
楽しい夜でした。
昨夜はほんの少しギターを弾いて楽しかったです。…相変わらず、声は出なかったけど。
行ってきます!」


「昨夜は少し早く終われたからギター弾く時間が出来たのかな。
いいなぁ、聴きたい。
ねぇ、そういうのさ、さりげなくスマホで録音してココに送ってください。笑。
あのピックは私の宝物です。

(そのピック…今はどうしたもんかと悩んでるけど。笑。心の声)

またお弁当作らせてくれるなら公園とか行こうよ。
そんな上手くないけどお料理するのは好きなんだ。
男心は胃袋で掴めって言うもんね。笑。
帰りの雨、気を付けてね。行ってらっしゃい!」

(今クールドラマ『隣の男はよく食べる』みたいに私と鈴乃もドラマと似たような年齢差だけど、私の手作りご飯に鈴乃は落ちなかったな…チッ。歴代の元彼は結構チョロかったんだけどなぁ。笑。心の声)


(どうでもいい事なんだけど、このドラマの菊池風磨♡カッコよすぎ。死ぬ、むり。笑。心の声)


「私ね、鈴乃さんにナイショにしてる事があります。笑」


「ん?なんです?」


「LINEライブのアーカイブ、どうやってもフォルダに保存出来なかったんだけど、なんとアーカイブを流しっぱなしにして録画ボタンを押したら保存できました!笑。
でもトークも歌もめっちゃ長かったじゃん。笑。
だから、スマホが熱くなっちゃって全部は保存できなかったし、時々『ニャー』も入ってるけど、笑。
鈴乃さんの声いつでも聴けるのだ。黙っててごめんね、てへぺろ。笑。

だからね、鈴乃さんの歌声聴きながら泣いてた、あの時は。
でも一緒に過ごした夜からは普通に聴けるようになったよ。
怒る?
さつきさんにもその方法はナイショにしてました。笑」


「なるほど。全然怒りませんよ。
むしろ、そんなに見たり聴いたりしてくださってありがとうございます。
歌詞は誰かさん(さつきさん。笑)みたいに文字起こししなくていいですからね。笑。」


「しなくても覚えました。笑。
良かった!怒られなくて。」


「怒るところがなにもないです!」


「本当?よかったぁ。
私は鈴乃さんの大ファンで大好きなので♡
でも今度、生で歌ってもらうんだもーん!ねっ」


(結局、叶わなかった…私の為の私だけの鈴乃ライブ。鈴乃の作ったオリジナルソングが好きなのは変わらない。歌に罪は無い。ただの音楽好き。心の声)


「新人さんはどう?良さそう?」


「新人さんは今日はお休みですが、とりあえず大丈夫そう…かな。笑。
ただ接客業の経験がないみたいなので色々教えなきゃですが頑張ります。」


「今ちょっと昔の写真を探してたら、こんなの見つけた!見てー!めっちゃ痩せてるでしょ。この頃はペチャパイだったもん、笑。

おっぱいは鈴乃さんからも性感マッサージ師からも褒めてもらったから維持できるように頑張る!いつかまた鈴乃さんが私のおっぱいが欲しくなった時の為に。笑」


「良い家族写真ですね。
(私と幼い頃の息子の2ショット写真)
確かにおっぱいはあんまり大きく見えない。

僕はもう真っ当に生きるけど、瞳さんが僕に恋してくださる事は止める権利はないと思います。その恋する気持ちで瞳さんが少しでも明るくいられるならそれは嬉しいです。」


「ありがとう。
真っ当に生きる!って必死に頑張る鈴乃さんがめちゃくちゃ可愛い♡超大好き。
からかってないよ。
こんなさ、歳離れてるのに歳下の子を真剣に好きになった事なんか一度もないもん。

(それは本当の話。私は歳上好きなのだから。心の声)

鈴乃さんは魅力的なんです、色々と。
ただ、セックスが良かったから…がお互い入り口だったのかもしれないけれど、今はお互いに気持ちが違うというか、良い方向に変わったからそれを尊重してお互いを励ましあって仲良くしていこうね。
そして、そろそろ敬語をやめていこうか。笑。

でもこの間、少し、いやだいぶ打ち解けた(よね?)し、私のお弁当やマッサージやフェラにもノックアウトされてるし(まだ言う。笑)
年齢差はあまり気にせず。
リラックスしてお友達してくれたら嬉しいです。
ね、胸ないでしょ、笑。
大きく見えないじゃなくて無かったんだよ〜。でも今はあるからいっか。笑。
たまには触っていいよ。笑。

鈴乃さんは性格が真面目すぎるのかな?

(いや。そんなことは無い。ただのビビりのナルシスト!心の声)

私もそっち方面なんだけど
(自分で言っちゃってるけど私はまじのクソ真面目。笑)

今回の事で十分分かってると思うけど、白か黒かじゃなきゃ嫌!みたいな所がちょっと強めで、そのせいで自分を責める癖があるというか。毒親のせいでもあるんだけどね。

鈴乃さんも過去が色々大変だったって言ってたでしょ。

私も言ってなかったけど、中学も高校も6年間虐められてたよ。
ちなみに社会に出てからもパワハラ、セクハラ色々やられてる。
離婚原因もDVだしさ。

それでも家にいるより学校に行く方がマシだから学校に行ってただけ。
授業は真面目に受けるけど、休み時間は保健室に行くとかして過ごしてきて。
中学の時は陸上部だったんだけど同級の女子全員から無視されてたの。それでも母親がいる家に帰るより少しでも外にいたいから部活も頑張ってたし。
高校は私が受験した科が他の科より優秀で女子クラスだったからもうとにかく派閥が凄くて。
男のイジメって暴力的で怖そうだけど、女のイジメは本当に陰湿で延々と続くから卒業してからも同窓会なんて1回もないし(私がハブかれてるだけかもだけど、うちの高校100年超えてる伝統校なんだよね。)
で、最初で最後にクラス全員が集まったのがクラスメイトのお葬式っていう…最悪でしょ。
だから今でも年1の年賀状で現状報告してくれるのは中学の同級生1人だけ。
シングルになったばかりの頃は数人いたけど年月が経つと共に皆、連絡取れなくなったよ。

なんか、いっぱい書いててごめんね。

だから虐められる気持ちは少しは分かるし、この間、鈴乃さんが『DV…』って言いかけて『その話はやめよう』って気を遣ってくれたけど、そういうのたくさん経験してきたから、だから鈴乃さんだって、人の痛みが分かるんだから優しいんだよって言いたかったです。

あと、お給料の話…。
私は犬猫といるけど、一人暮らしで、今、鈴乃さんがもらっている金額より1ヶ月の手当が少ないです。

(この間やった男と月給の話になって、39歳で手取り20万なかったらどう思う?って言ったら吹いてた。笑。あの人は全く優しさがなかったからもう寝ないけど!車を見ても服装を見ても結構稼いでる感じはした。お金があっても思いやりがない人はごめんよね。このnoteは『ありのままを書く』がテーマなので嘘偽りなく綴ります。あしからず。心の声)


だから、お金のない辛さも分かるし、それでも犬猫育てて生きてます。この子達がいなかったら私が生きている意味がなくなっちゃうので。ワンコが病気になってからは治療費の捻出に頭悩ませてるけど。
じゃあ、ワンピースなんて買うなよ、なんて言わないでね。あれは最初で最後の2人だけの夜だったから少しでも女らしい私を見せたかった、ただそれだけなの。
でも、あの晩、鈴乃さんのセルジュのアクセサリー一式全部見て触っちゃったから私も本当にハートのネックレス欲しくなった。
いつか売上に貢献します。笑。」


「瞳さんもイジメ被害に遭ってたんですね。
僕も1回も同窓会誘われてないし、友達もいないから結婚式とか葬式も呼ばれた事がありません。
誘われても行かないけど。
人の痛みがもっと分かるくらい、万人には難しいというか、無理だけど、出来る限り優しい人間になれたらいいなと思います。」


「同じだよ。結婚式は同僚の友達に頼まれて1回だけ受付やった事あるけど、他は私は友達だと思ってたけど向こうは思ってなかったらしくて呼ばれなかったし。
お葬式は総務部勤務だったから受付をやるのが当然の仕事だった。

鈴乃さんは優しいよ。私はそんな鈴乃さんだから好きになったんだから。」


(鈴乃は優しいと言えば優しい。しつこいけど特にセックスは。笑。本当に私の人生史上、鈴乃ほど熱く激しく夢中なのに優しさに溢れたセックスをしてくれる男に出会ったことがない。だから身体の相性だけはめちゃくちゃ良いんだろうなって思う。心の声)


「瞳さん、そんな中でワンちゃん猫ちゃんを育てて本当に凄いです。
いつか売上に貢献なんて、こうやって応援してくださることがとても嬉しいです。

そして、お金が無い中でもワンピースを買ってくださったこと、それくらいの想いで新しく買って着て来てくれたこと、とても嬉しく思います。
ありがとうございます!」


「あのワンピース以外にも前から欲しいワンピースはあって。笑。
3候補ぐらいから悩みに悩んであれにしたの。年齢的にとか、体型的にとか。笑。

鈴乃さんに会えるなら、その時に着たいじゃん。『おんなごころ』笑。
だから、ちょっと買う予定が早まっただけだよ。
私がバスを降りてエスカレーターを昇って西口に向かおうとして、ちょうどイヤホンを外した瞬間に鈴乃さんが『瞳さん!』って声かけてくれたでしょ。
呼ばれて私もちょっとびっくりしたけど、鈴乃さんも私のワンピースを見てびっくりした?のかな、そんな顔してたから私も嬉しかった。

鈴乃さんはそういうお仕事の人だし、きっとこれからも髪を切ったり、カラーしたりしただけでもすぐ気が付いてくれる人なんだろうなって思う。
まぁ、ワンピースを買っちゃったから美容室は延期だけど。笑。

売上に貢献は正しい使い方なんだけど、本音は鈴乃さんとお揃いが欲しいの。
要らなくなったらくれてもいいよ。笑。

万人に優しくなれる人間なんていないからね。
そこが鈴乃さんの良くないところかな。頑張りすぎるのやめな。
だってさ、いくらお客さん相手でも一度印象悪くて嫌いだなって思ったらそうなっちゃうの当たり前だし。
さつきさんの話びっくりした〜!」


(さつきさんは初めて表参道のセルジュのお店に来た時、もう閉店時間だったにも限らず、男と2人でキャッキャッしながらいつまでもいて鈴乃と副店長2人で『なにあの女』っていう最悪の印象だったらしい。ホテルのベッドでのピロートーク。さつきさんは私達2人の間に入ってくれてわざわざ私達が使っている駅まで来てくれた人だけど、最終的にはなんとなく『私の方が昔から鈴乃さん知ってるし!』みたいなマウントを取ってきたので敢えて書く。鈴乃的には、さつきさんはめっちゃセルジュのアクセサリーを買ってくれてる上客だけど、所詮それだけだよっていう意味。私の印象的に鈴乃は決して性格のいい男じゃないけど、人の悪口は言わない(ビビりだから言えないのかもしれない)男かなと思う。心の声)


「お客さんだから我慢しなくちゃならない。でもそれは優しさとは違う。
それは仕事として割り切ればいいの!
それを引きずっちゃう時は私にぶっちゃけて愚痴って少しスッキリしようね。」


「ワンピースお似合いでした。
髪を切ったり染めたり、お化粧が違ったりっていう女性の変化に実際はなかなか気付けない男です。笑。
でもワンピースとか洋服は気付けるかな。
そういう点でももう少し気付ける男になります。

店にいてもいなくてもセルジュの鈴乃って感じだから常に考えちゃうのは自分でも良くない所だなと思うんですけどね。
そういう意味では正直早くセルジュの鈴乃を辞めて楽になりたいって思います。笑。」


(この6月で辞めるんでしょ。やっと楽になれるじゃん。良かったねぇ。心の声)



「ほんと?めちゃめちゃ嬉しいんだけど♡ありがとう!マジで嬉しい。鈴乃さん大好きっ。笑。

髪は結構長さ切ってれば分かるだろうけど、ちょっと揃えたりぐらいの変化は女同士でも分かりにくいから大丈夫だよ。笑。
お化粧も私なんて18歳で入社した化粧品会社に10年お勤めしたけど(在籍中に結婚と出産と離婚をしました。笑。安月給だけど優しい会社でした。)
私、美容社員じゃなくて総務課だったからお化粧上手じゃないし、化粧で別人になっちゃうようなバッチリメイクは苦手だしワケワカメだし、笑。
化粧品も結構お金かかるしね〜、女って色々面倒臭いのよ。
だから私は必要最低限の化粧しかしてなくてごめんね。

でも鈴乃さんは一応着飾ったつもりの私の変化に気が付いてくれたし、お弁当を食べながら美味しいって何回も言ってくれたし、本当に嬉しかったし、楽しかったよね。
タイムスリップして、もう1回お弁当を食べる所からやり直したい。それでまた3回する。笑!

なんかさ、聞いてると富山に行くかどうかもまだ直前まで分からない感じだし、セルジュに対する思い入れというか、責任感が強いからそこから解放してあげたいなって思うんだ。
だから、セルジュを少し知ってる私に話す事で今は楽になって。
それを求めたのは鈴乃さんだから。
私はまたこういう関係に戻れるなんて正直思ってなかったから、あの日、さつきさんが来てくれて、鈴乃さんともう1回会って話せてこういう風に戻れて本当に嬉しいです。」


「本当にさつきさんには感謝です。
そして、こういう風に戻ってくれた瞳さんに感謝です。
だからこそ、セルジュの鈴乃がいつまで続くか分からないし、楽にはなりたいけど、多分そこまで残された時間は長くないから出来る限り頑張ります。」


「私だってこんな風にまた仲良く戻ってくれた鈴乃さんにめちゃくちゃ感謝してるし、あの夜の事はもっと感謝してるよ。
彼女を泣かしてもあの夜だけは私を優先してくれた事が嬉しかった。
それからめちゃくちゃ夢中に重なり合えた事も本当にいい記念?笑、良い想い出になったから何回でも言うよ。ありがとう。

セルジュの鈴乃さんである時間が限られているからこそ、例えば会えない時間でもDMで私になんでも相談してね。
チカラになるよ!ってそういう約束の友達だから。ずっと仲良しの友達でいようね。私はできるよ。
せっかく戻れた関係だし、2人だけの秘密も持てた大切な関係だから隠し事とか我慢しないで本当に頼ってね。頼りないかもだけど。」


(この時の私は再び繋がることができた鈴乃を心の底から信じていたし、これからもずっと仲良くしていたいと本当に思っていた。この時はまだ。まさかまた裏切られるなんて思いもせずに…。心の声)


「ありがとうございます。
頼る…という事は自分の性格上、無いかもしれませんがもしかしたら自分の許容範囲をこぼれてダメになりそうな時、瞳さんに仕事の事とか話したいと思います。
どんな未来が待っているか分かりませんが、瞳さんとこれからも友達でいれたらと思います。」


「だからっ。深く考えすぎず。この間の夜みたいに普通に自然に…会って顔みてなら多分話せるね。
だから、そういう時はランチに行こうね。

どんな未来が待ってるのか分からないのはお互い様で。
私もワンコがお空へ行ってしまったら絶対どうかなっちゃうと思うから、その時に近くにまだ鈴乃さんがいてくれたらいいなと勝手に思うけど、それはなるようにしかならないのも分かってるから大丈夫。

あと、どうしてもひとつだけお願いしたい事があるの。
あ、嫌なら全然いいんだけどね。

もし。万が一、私が死んだら息子から連絡させるから最期の私に会いに来てくれたら嬉しいです。
私も元気そうでいて、いつ死ぬか分からない人間だから。
そういう意味で言うと、できるだけたくさん鈴乃さんとたわいもない話をして笑い合いたいです。あの夜みたいに。本当に楽しかった♡
これからも、ずっとずっと友達でいてね。
鈴乃さんがパパになっても変わらずに友達でいてね。私だってママだしさ。笑」


(なんかこんなことも書いてたなぁって思い出したら涙出てきた…本気だったから。心の声)


「嫌じゃないですよ。
もし、そうなったら会いに行きます。
ただ、その連絡がしばらく無いことを祈ります。
だから無理はせず、毎日少しでも食べて休んでいきましょう。」


「ありがとう。鈴乃さん、大好き!
今日もお持ち帰り仕事あるの?」


「今日は持ち帰り業務は無いです。
のんびり過ごします。」


「良かったね。早く寝ましょう!
なんなら、私のために1曲吹き込んで送信してくださいな。歌わなくてもいいよー。笑
くることを願って私は寝ます。

鈴乃さんはあれからあの夜のことを思い出してくれてますか?
お弁当やワンピースの事じゃなくてね。
私との想い出、忘れないでね。いや、そんなこと言わなくても忘れないよね。タフな51歳の予想外のエロ。笑。
なんだろ、私があれだけ色々やっちゃったから鈴乃さん完全に蓋閉めてるけど、普通でいてね。」


「早めに寝ます!ギターはまたの機会に。笑」


「逃げられたー!笑」


「普通ですよ。
ただ下ネタ的な事はもう言わないようにしますけど。もう瞳さんだけじゃなく女性には言いません。
おやすみなさい。」


「笑。いや、だからそこまで完全に蓋しなくてもって思って。あまりにも真逆過ぎるからムリしないでというか、自分を追い詰めるような我慢はしないで、という意味です。
だって、鈴乃さんは我慢出来ない人だもん。
誘ってる訳ではなくて。
そこら辺の男子同様の普通でいてくださいという事です。
下ネタも別に言われたって平気です。
他のフォロワーさんとは普通に下ネタ話してるけど、だからって何もないし。
そういう意味だよ。
そこまで、ストレス溜めないで。
私のせいだけどさ。ごめんね。
おやすみ。
ゆっくり休んで今日の疲れが取れますように。」

(後編に続)

⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·


『ここからは余談です』
これ

今現在、私が身に付けている “月と太陽”がモチーフになっていて医療用ステンレス仕様になっているコインネックレス。とても素敵なデザインのコインネックレスだし、つけっぱなしOKなのもお気に入り。
セルジュのお高いシルバーネックレスには敵わないけど、生活レベルの低い私にはこういう方がお似合いなんだろう。
ただこのことを読んでいるであろう鈴乃に伝えたかっただけ。
“月と太陽” のデザインは偶然見つけた物。これもまた1つの出会い。1つの巡り合わせ。必然なのだと思ってお守りにした。
それからだ。2人の男性からアプローチをされ始めたのは。お守りの効果大!笑。

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