見出し画像

報道

速報です。本日未明、中2の授業で2名の生徒が授業を脱走し、サボるという事件が発生しました。

被害を受けたのは某私立中高一貫校教諭、教科は美術。事件発生時2名の生徒は被害者の教諭に「トイレに行ってくる」と伝え、美術室を出たまま授業終了まで帰ってこなかったとの事です。2名の生徒の荷物は初めから美術室に無く、計画的な犯行であったことが分かりました。

事件について教諭は「チェックしないといけない生徒が多いクラスで、美術室を出て確認に行けなかった」と述べています。

その後の担任、被害者の教諭の取り調べにおいて2名の生徒は「スケッチブックを家に忘れてしまい、やる事が無かったため教室でタブレットを使って遊んでいた」と自白しています。それに対して被害者の教諭は正直に自白した事を認めた上で学校のルール、美術の授業のルールを2名の生徒と確認しました。

それに対して生徒側は「美術が苦手でやる気が起きない」「美術を学ぶ必要性がわかない」などと述べたため、教諭はイラつきながらも理路整然と「サボった言い訳に美術を使うな。話をすり替えるな。苦手であるとか必要性が分からないならタブレットでいくらでも連絡取り合おう。放課後いくらでも付き合う。タブレットは本来そのために用意されている。遊び道具ではない。」と伝え、生徒を帰しました。

生徒が下校した後教諭は「美術に対して苦手意識がある生徒に対していかにアプローチするかは美術教師の手腕が問われる部分である。ただ苦手な生徒に授業全体のレベルを合わせる必要は無い。題材を単純化して誰もが気軽に楽しめる授業をつくるのは簡単だが、美術の敷居を低くしすぎても本当に生徒に身につけてもらいたい能力が身につかない。広義にアートは自由だが、何でもかんでも自由にしてしまうと授業として指針が定まらない。そこの攻めぎあいに苦しみ、同時に快楽を見出すのが美術教師なのかもしれない。その中でほころびとしてこういった生徒指導が出てくるが、それは向き合い続けるしかない。むしろそういった子が自信を持って表現出来るように、支援を続けないといけない。」と述べています。

何ににでも正解を求めすぎてしまう昨今の中高生ですが、自分自身の中に正解を見出し、導き出す姿勢を芸術科目等で身につけていってほしいですね。それでは、明日のお天気です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?