「試験当日の天気はどうかな？」
「何を着ていこうかな？」
「忘れ物しないように気をつけなくちゃ！」
受験勉強の期間も残りあと１週間。
当日の行動が気になりだす頃だと思います。

これまでの頑張りを最大限発揮できるように、しっかり準備をしていきましょう！

受験当日の心の負担を減らすメンタル・トレーニング

受験日１週間には、実際に会場の下見や道のりのチェックをしましょう。
チェックの仕方は以下のコラムを参考になさってください。

そして、試験までの数日間、そのときのことを思い出しながら、受験当日の行動を頭の中でシミュレーションしましょう。
脳は初めて経験することに対して緊張感が高まりますが、一度経験したことには落ち着いて対処できるようになります。
受験当日の心の負担を少しでも少しでも減らすために、前もって一度経験をし、さらにそこのと思い出すメンタル・リハーサルを繰り返し行うことが大切です。

受験当日、自分がどう行動するか想像してみよう

脳は、頭の中でイメージしたことを現実だと認識する特徴があります。
そのため、一つ一つのシーンを頭の中に思い浮かべながらメンタル・リハーサルを繰り返すことで当日は落ち着いて行動ができるようになるのです。

メンタル・リハーサルをする際は、受験前日と受験当日の段取りをすべて書き出し、その上で当日の様子をイメージしていきましょう。

①朝起きて身支度をして、家を出るまでのシーン

例）受験当日の朝、私は家族に「おはよう！」と元気に挨拶をし、お母さんが作ってくれた朝食を食べます。
朝食には私が好きな豆腐となめこのお味噌汁が出てきます。
アイロンのかかったワイシャツをきて、ブラシをかけておいたジャケットをきます。
磨いておいたきれいな靴を履き、家族に「言っています」と笑顔で家を出ます。

②家を出てから受験会場にたどり着くまでのシーン

例）車内ではお気に入りの曲を聞きながら、単語帳を見返します。電車を乗り継ぎ、予定通りの時間に受験会場に到着。私は「これまでがんばってきたことを思い出せばいい」と心のなかで自分に語りかけます。

③受験会場に入ってからテスト用紙に名前を書くまでのシーン

例）テスト用紙が配られている間は、深呼吸をして集中力を高めています。心の中では「大丈夫、必ず最後まで解ける」と唱えます。
そして、受験番号を確認し、一画一画丁寧に心を込めて名前を書きます。

④試験問題を解いているシーン

例）試験がスタート、私は落ち着いて、つぎつぎと問題を解いていきます。「志望校の先生が、私の解答を読んでくれるんだ」という気持ちを忘れずに、焦らずに丁寧な字で解答を書きこんでいきます。

⑤試験が終わって会場をあとにするシーン

例）試験終了のベルが鳴り、私は充実感と達成感を抱きながら受験会場を後にします。

それぞれのシーンにおいて自分がどのように行動するか、頭の中で一通り思い描いていきましょう。
さらに、その時のどんなことに注意したいか、どんな気持ちで取り組みたいかについて考えてみましょう。

まとめ

長かった受験生生活、遊びたい気持ちやだらけてしまいたい気持ちと闘いながら、計画を立てて実行することや、自分の気持ちをコントールする術を身に着けてきたと思います。
これまで頑張ってきた成果を充分に発揮できるよう、残り一週間、自分の心と向き合う時間を大切にしてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。