見出し画像

患者さんからのいろんな相談

調剤薬局で漢方相談や健康相談まで受けていると、薬以外の相談もたくさんあるんですよね。

薬の相談


薬屋ですから、メインは薬の相談ですよね。
薬の相談(またはクレーム)といっても多種多様です。
・「今日もらった薬が足りない」
家のどこかに置いていたり、車の座席の下に落としてたりが大半です。
・「体調が○○なんだけど、この薬飲んでよかやろか?」
OTC薬もできれば飲んで欲しくない成分はたくさんあります。ドラッグストアで買われる際は、お薬手帳を持参することをお勧めします。
・「手術(または検査)が決まったので手術前に飲まない薬を別にしてくれない?」
理解力によって一つにまとめたり、当日や前日にお電話して確認したりと一手間いります。
・「いろんな病院からもらった薬がさっぱり分からないからまとめて欲しい」
一元管理できればベストですが、最近は入院前後でもらった薬が分からなくなる患者さんが多いんですよね。自宅にいって薬の管理方法を考えることもあります。
・「死にたくてもらった薬を百数十錠全部飲んだ。」
電話がかかってきたので、ご家族と連絡を取り説得した上で救急車を呼んだことがあります。薬剤師としてどこまで入り込むべきか迷った出来事でした。

体調や検査結果の相談


・「病院にいっても原因がわからないからどうしようもないので、漢方でどうにかして欲しい」
漢方相談にくる方は、大抵が病院嫌いか不信感をもっているか。病院の検査結果を確認した上で受診が必要であればセカンドオピニオンを含めた提案を行います。
・「病院では○○といわれたが、実際どうなのか判断してほしい。」
病院では大丈夫といわれても、何がどう大丈夫なのかを教えてもらっていないので不安が募るようです。病名を告げられた時も、結局これからどうなるか不安で相談を受けることがあります。

お金(人生)相談


・「定年まであれだけ一生懸命働いたのに、奥さんに聞いたら貯金は全くないんだってさ。通帳見せてもらったらちょっとしかなかった。何につかったんだと大喧嘩になって家を出てきたんよ。」
当時はファイナンシャルプランナーという資格すら知らない薬剤師でしたので、
「意外と生活するだけでもお金はかかりますよ~。奥さんとゆっくり話されたらどうですか?」
なんて何の助けにもならない、当たり障りない言葉をかけたことを覚えています。
今ならもう少し気の利いた言葉をかけた上でライフプランのお話ができそうです。

・「なんで薬代が前回と○○円違うのか説明して」
薬局ではたらく薬剤師や調剤事務さんでも、説明できない人が結構いるんじゃないかと思います。レセコンが自動計算してくれますから。
日数、用法(剤数)、五捨五超入、その他加算いろいろ、、、
長くなるので割愛します。1円でも安く薬をもらいたいっていう方がいらっしゃれば記事にでもしようとは思います。
安全のために、お金で薬局を選んで欲しくはありませんがね。
 
 
他にもいろんな相談をたくさん受けます。
薬だけでなく介護保険や医療保険全般の相談は勿論です。
皆さんも何かしら困ったら、ダメ元で薬局薬剤師に相談してみたらどうでしょうか?
意外といいお話が聞けるかもしれませんよ?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?