左利きの憂鬱
私は左利きです。ストレスが多いから寿命が短いなんて噂もありますが、左利きであることでストレスを感じたことはありません。
でも、これまでの人生思い返すと右利きの人では体験出来ない葛藤を乗り越えてきてるのは確かですね。
今日はその葛藤をお話してみたいと思います。
幼少期
昔は箸を左で持つのは行儀が悪いとか言って右に矯正させられることも多かったようですが、私はそこは気にしない家庭に育ったので生まれてからこれまで、ずっと箸は左手です。
でも字を書くのは右です。小さい頃ひらがなドリルをやらせたらことごとく鏡文字を書いてたようで、これは左手で書いてるせいだということになって右で書くように矯正されたのを覚えています。今思うと鏡文字書くのに右も左も関係ないんじゃないと感じますが。。。
自然に任せて左にするか、主流派の右で行くか。左利きの人で幼少の頃この選択に迫られた人は多いんじゃないでしょうか。
青年期
ここで左利きクイズです。
質問 : 野球、ゴルフ、ギターにあってバレー、卓球、ボーカルに無い物、なーーんだ?」
答え: 右左で違う用具があるのが野球、ゴルフ、ギター、無いのがバレー、卓球、ボーカル。
左利きは左利き専用の用具がある習い事(スポーツ、音楽など)始めようとする時悩みます。
ギターの場合、大人しく右利き用で演奏する(ある意味真っ当な道)左利き用のギターを買う(売ってるとこ見つけるのが大変)、右利き用を左で演奏する(アーティストな感じだが、大変そう)という選択肢で悩みます。結果私はギターがあんまり弾けません。
ゴルフの場合、コース的にレフティーは不利だという噂があったり、岡本綾子は左利きだけど右でやってるという事実があったり、でも羽川豊はレフティーじゃん、とか相反する情報が入り乱れ、どっちにするか非常に悩みます。結果私はゴルフが非常に下手くそです。
野球の場合、右利き用のグローブを反対の手にはめても子供の遊びレベルならなんとかなるので、入っていきやすかったです。結果私は野球はそこそこ上手です。バッティングセンターに左打席が少ないのは不満です。
大人になった今も
今も左利きでちょっと不便だなと思うことはちょいちょいあります。
駅の改札
改札機は右手にあるのでいつも逆シングルでタッチしないといけません。
自動販売機
これも逆シングルでコインを入れないといけません。
ラーメン屋
カウンターのお店だと左に座った人と腕が当たりそうになるので、とても気を使います。いつも極力左端に座るようにしています。
ハサミ
右利き用のハサミを左手で使う場合、ちょっとテクニックが必要です。普通にやると刃と刃の間に隙間ができてうまく切れないので、それを閉じるような動きをして切っているんです。目立たないプチ職人芸です。
左利きに生まれてよかったこと
私の彼は左利きが流行った時になんか嬉しかった。
麻丘めぐみの歌です、若い人たちは知らないですね。。。。
野球漫画の主人公が結構左利きでなんか嬉しかった。
巨人の星の星飛雄馬、侍ジャイアンツの番場蛮。星飛雄馬はその後本当は右利きだった設定の続編が出てますが。
左利きもいいもんだ
タイトルには憂鬱なんて書いてますが、ほんの少しの嬉しさと、ほんの少しの不便、それをスパイスに左利きの人生は楽しく進んでいくのでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Photo by Kelly Sikkema on Unsplash
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