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「宇野亞喜良 万華鏡」(ggg)

近くまで寄る予定があったので、銀座にあるギャラリーgggで開催されている宇野亞喜良の展示を観てきました。
宇野亞喜良は60年代頃から活躍する寺山修司の演劇のポスターや雑誌の挿絵などを担当していて有名なイラストレーター。
1階が印刷会社の人と組んで、宇野亞喜良のイラストを、チヂミやホログラムなども総動員した特殊印刷てんこ盛りもポップな印刷作品が並んでいました。いや、感覚がすごく瑞々しくて、昔の人のイラストといった感じを受けず、かなり楽しく観れました。
地下には、過去のポスターが並んでいて、これも凄く古びていないなあと…
よく宇野亞喜良のポスターというと紹介される天井桟敷のポスターなどよりも、その他の本の宣伝やちょっとした仕事で作ったようなポスターが凄い今見ても新しいと感じました。
2階では、宇野亞喜良が過去に作ったという実験的な映像作品が上映されていました。
これはまあ、当時の感覚のアートぽい映像作品っね感じてすかね。

とはいえ、ぶらっとタダで入って観たのですが、予想以上に見所のある展示でした。

確か7年ほど前だと思うのですが、喫茶スペースで行われた宇野亞喜良のトークイベントに参加したことを思い出しました。
その時の宇野亞喜良の印象は、スーツをカッコよく着こなした落ち着きのある常識人といった感じでした。
聴講者から、自作の耽美的な少女やグロテスクな表現について聴かれた時には、商業的な要請で自作のスタイルが固まった的な話をしていたりしました。まあ、今まで延々と聴かれる続けているので、そうした回答に落ち着いたって感じなのかも知れませんが…

https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000813

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