大感謝_

【悲報】日本のアニメの救世主は、やはり日本から現れなかったようです

Netflixイケイケだな!
っと思わせるニュースの一つ目。

#COMEMO #NIKKEI

そもそも、動画産業とゲーム産業は親和性が高い。
ゲームをやっている人で、動画サービスに興味がない人は少ないだろう。
逆はあるかもしれないが。
つまりNetflixにとっては、ゲームに参入することで本業の動画事業にも客を呼び込める可能性がでてくるということになる。

動画で当たりが出たら、さらにゲーム展開してダブルで収益を取る。
そういう体制を作ることで、「当たった」作品を最大限活かせるという考えなのだろう。
何が「当たるか」、「当たらないか」はやってみないと分からない。
だから、「当たった」時に取り逃さない体制を整えるというのは非常にスマートで、憎いな~と思う(笑)

さらにNetflix関連記事を、

こちらは、日本人のアニメ産業にとって良い話になるのではと期待されている。
以前、アニメのイラストレーターの給与明細がTwitterか何かで拡散されていた気がするが、なかなか引くような低賃金だったのを覚えている。
イラストレーターの犠牲によって、今のアニメ産業がなっているのかと考えさせられた覚えがあるから、よほどの数字だったのだろう(すみません、具体的な金額は忘れました)。

そもそも、なんでそんなに待遇が悪いのかというと、日本のアニメの立ち位置の難しさにある。
アニメはテレビで放映することを前提に作られているため、テレビ局独自の制約を様々受ける。
典型的なのは話数制限だ。
テレビは企業のCMを流すことによってお金をもらっている。
その際、12話のアニメに10秒間のCMを挟むから〇〇円ね。
という風に、広告費を分かりやすくするために、枠を固定しないといけない。
そして、アニメを作る企業はその枠の範囲でできることを考え、内容を構成する必要がある。

しかし、Netflixにそんなしがらみはない。
広告収入のように他社に依存する必要がないからだ。
その代わりに重要なのが「当たる」かどうか。
突き詰めると、内容が面白いかどうかだ。
面白い作品を作るために必要な時間が30分×50話だというのなら、それがNetflixにとってベストな選択になる。
「面白さ」から逆算して様々な条件を決めるという、普通に考えれば至極当然のことが、Netflixの登場によってはじめてできるようになったわけだ。

また、日本のアニメはそのものに収益を期待しておらず、グッズ販売などのマルチな展開ができて、初めて採算がとれるような計算の仕方をしている。よって、当たるかどうかよくわからないタイミングで大量の予算を割り当てるのが怖くなる。

その点、Netflixは作品自体の質が収益につながるので、それを担保するためにお金をつぎ込むことが大事

さて、アニメの質を経済的に評価してくれる世界と、客寄せパンダとしてなるべく低い予算で済ませようとする世界。
アニメの制作企業はどちらに魅力を感じるだろうか。。。

それにしても、日本のアニメを救うのがアメリカ企業というのは、なんとも情けない話。
まぁ、これに限った話ではないかもしれないけどね。

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