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新しい月の始まりに 10月

昨日、スタッフの1人と帰りがけ、「ひらがな」を使うことを勧めるかのような試験の注意書きや、子どもだけではなく大人までなぜか、努力が必要なことよりも楽な方、楽な方へ流れていくように見えることが多いのに対抗するにはどうすれば良いのかなんて話をした。

そして、今朝は映画「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のシナリオ対訳を読んでいる。

ウィルの親友チャッキーが、才能とチャンスを手に入れているにもかかわらず、今までの環境を出る勇気を持てず、言い訳をするウィルにかけたセリフを思い出したからだ。

Look, you're my best friend, so don't take this the wrong way, but in twenty years, if you're livin' next door to me, comin' over, watching the fuckin' Patroits' game and still workin' consturction, I'll fuckin' kill you.  And that's not a threat; that's a fact.  I'll fuckin' kill you.  
いいか、お前は親友だから、ハッキリ言うけど、20年たってオレの家の隣にお前がいて、うちにきて、一緒にパトリオット・ゲームなんか見て、まだ建築現場ではたいているようだったら、オレはお前をぶっ殺す、脅しじゃなくて本気で言っているんだ。お前をぶっ殺すぜ。

映画「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち シナリオ対訳 愛育社」より

ウィルは、持って生まれた才能を使うことが自分への義務でも、自分はそうすることが嫌だとしたらどうするんだと反論する。チャッキーは、持っている才能を使って最善を尽くすのは「自分への義務ではなく、他の人たちへの義務だ」と伝える。

その前に恋人にもカウンセラーにも同じようなことを言われて反発していたウィルだけれど、ようやく重い腰を上げて旅立っていく。

3人とも、きつく厳しい言葉をウィルにかけるけれど、彼への愛情と信頼に溢れている。

愛情と信頼が人を成長させる鍵だと私は思っている。甘さではなく厳しさが本物の愛情で、そして、大切なのはそれに甘えではなく信頼が伴っていること。

10月も愛と信頼を忘れずに仕事に臨みたいと思う。


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