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2023年を振り返る ③

2023年は、最初から得体の知れないものと闘っていたように思う。

アメリカ旅行の準備で、銀行や旅行会社で言われたことに、

ちがうやろ?

と、何度も問いかけたくなった。

子どもたちを取り巻く現状に

ほんまか?

と、何度も問いかけた。

コロナ禍で、需要がなくなったから窓口でしないという「外貨両替」

じゃぁ、コロナ禍が落ち着いて、皆が前のように海外に出ていくようになったら、またもとに戻りますか? 

と尋ねると

ーいやいや、それはない
ー外貨はリスクが大きいんで とか
ー採算があわないので

などと 言われた。

なら、それ、コロナ禍で需要がなくなったからではなく、コロナ禍を口実にやめたかっただけじゃない?

コロナ禍で、機会がなくなり、内向きになったから子どもたちの英語力が落ちたとか、

その前から落ちていたし、

コロナ禍でストレスいっぱいの子どもたちに学習要素を少な目にしたという修学旅行だって、

子どもたちを遊園地に集めておいた方が引率するのに楽なだけじゃないの? 

と突っ込みたくなる。

この春、アメリカに行って改めて思った。

アメリカという国の人々は、とても人間くさい。だから、かつては「アメリカンドリーム」なんて多くの人が憧れたり、最近ではトランプさんのような人が大統領になったり、今も昔も、失敗や成功は繰り返されるものであることを人々が納得して、受け入れている。

コロナ禍で傷ついた外食産業が「現金」での支払いを優遇しても、飲食店はにぎわっていた。テキサスでは、なんと銀行の店舗を増やしていた。

アメリカという国の人々は、失敗を恐れないし、やり直すことに躊躇がないーおおらかな人々だ。

高校留学時と変わらず、そう思った。

そして、帰国して、日本の息苦しさの多くが、何かを始めて、条件が変わったり、不具合が出てきたりしても、方針を変えたり、一度立ち止まったり、やめたりすることができないことから来ていることを改めて実感した。

失敗が許されない。

そんな中で育つ子どもたちが苦しんでいるー

一度立ち止まって、考えてみよう。
ちょっと落ち着いて、ゆっくりでいいからやり直してみよう。
そんなに頑張らなくていいよ。
本当にそうか、確かめてみよう。

今年も、何度も口にした。

来年も、きっと言い続ける。
そして、多分、自分に問い続ける。

彼らが立ち止まって、確かめている間に、
私ができることは何だろうか。

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