映画独り言。(映画(窒息))
ここ最近忙しくて映画を観る時間が取れなかった。
友人がスチールと照明で参加しているという事もあり、楽しみにしていた映画を観てきた。
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ここからは映画の内容について少し触れます。
これから観る予定の方はご注意ください。
(ネタバレ事故防止キャンペーン中)
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映画はモノクロ、そしてセリフなし。
映像から色と言葉をなくすって、それだけ情報量が減る。
その中で一体どれだけのことを映画で伝えるのか?
きっと熟考されたに違いない。
設定がいつのものなのか?過去のものなのか、未来のものなのかよくわからなかった。
撮影場所は廃墟ということだったが、酷く汚れているわけでもない。
女性も、ほぼ外である廃墟で生活しているのにも関わらず、肌や衣服がとても美しい。一体どういう設定なのだろう?
少々困惑する。
不思議な世界観にどんどん取り込まれてお話は進んでいく。
タイトルからして何か息苦しさのようなものが描かれていくのだろうか?
同じ事を繰り返す動き、変化、幸せ、変化。
自分の日常を重ねていくうちに、この幸せが続いていくのだろうかと
だんだん結末を想像してしまう自分がいた。
少々息苦しくなりつつも、つい最近まで撮影する側の人間だったので、現場の空気感、大変さなども想像しながら、最後まで楽しく鑑賞することが出来た。
鑑賞後は廃墟で撮影された映画ということもあり、特別企画の廃墟ツアーに参加することができた。(場所は非公開)何か見てはいけないものを見てしまうのだろうか?と、少々ビビっていたが、結構な人数の参加者だったので安心して参加することが出来た。
かつてここには人々の生活に密着した空間があった。
長い年月をかけてだんだんと荒廃し、いずれなくなる。
形あるものはいずれ壊れていく。
映画プラスアルファって本当に面白い。
こういう企画もっとやってほしいな。
映画の公式ZINEにアツイ思いが沢山書いてあります。
読むのが楽しみだ。
※追記
岐阜のシネックスは12/8まで上映。廃墟ツアー終了、公式ZINE完売。
以下廃墟ツアーの写真
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