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夜空のパラドックス、メディアリミックス、n番部屋事件【注目の新刊】#4



こんにちは!新刊を紹介する人、赤池エアです!

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ええチョイスするやんけ、ちょっと得させてやりますわというキップのいい方は、ぜひ記事内のリンクからご購入ください!僕が BIG KANSHA(※巨大な感謝の心のこと)を空に向かって放ちます!

では、早速行きましょう!

1. 『暗い夜空のパラドックスから宇宙を見る』

はじめに
第1章 オルバースのパラドックス
第2章 落とし穴と解き方いろいろ
第3章 階層構造の効果と宇宙膨張の効果
第4章 天の川の中で明るい夜空を考える
第5章 銀河がいくつあれば夜空は明るくなるか?
第6章 私たちの住む宇宙はなぜ明るくないのか?
おわりに

谷口義明『暗い夜空のパラドックスから宇宙を見る』(岩波科学ライブラリー)目次

みなさんは、夜空がなぜ暗いのか知っていますか?

星が限りなくあるとすれば、夜空は至る所輝いて見えるはずです。しかし、実際には夜空は明るくありません。なぜ明るくないのでしょうか?

これはヴィルヘルム・オルバースという18世紀〜19世紀の天文学者の名前から由来して、「オルバース・パラドックス」と呼ばれる問題です。

この問いにピンとこない人もいるかもしれないので、有名な森の例を出そうと思います。

ある程度広い森では、だいたい偏りなく木々が生えています。このとき、森の中にいる人は、どの方向を見てもさまざまな距離にある木の幹に視界が遮られてしまい、森の奥を見通すことはできません。

これと同じように、宇宙でも偏りなく星々が分布しているとすれば、どの方向を見てもさまざまな距離にある星の光によって、夜空は明るく輝き、宇宙の奥である暗い闇を覗くことはできないはずです。

しかし、現実には夜空は真っ暗な闇ですよね。これは一体なぜなのでしょうか?というのがこのパラドックスの問いです。

答えを確認したい方は書籍を買いにレッツラゴーです。

軽く知りたいだけだぜ、っていう人は以下のWikiが詳しいのでおすすめ。


2. 『メディア・リミックス:デジタル文化の〈いま〉を解きほぐす』

序 論 デジタル文化をめぐるビフォー/アフター(谷島貫太)
 第Ⅰ部 「メディア」と「コンテンツ」のメディア・リミックス
第1章 アテンションのリミックス――なぜYouTuberはコラボするのか(谷島貫太)
第2章 放送のリミックス――その「結び目」の緩みと「時間」(水島久光)
第3章 アイドルと生イベントのリミックス――リアル化するメディア環境とももいろクローバーZ(西 兼志)
第4章 笑いのリミックス――コンプライアンス社会と「痛みを伴う笑い」(塙 幸枝)
第5章 映像のリミックス――映画から配信へのメディア史(近藤和都)
第6章 マーケティングのリミックス――映画広告のビフォー/アフター(大塚泰造)
第7章 ブックデザインのリミックス――DTPによる「民主化」と,失われたもの(阿部卓也)
第8章 デジタルメディアと趣味のリミックス――ゲーム機の「改造」から(松井広志)
第9章 「ゲーム化する世界」のリミックス――デジタル空間における虚実のカップリングとその変容(松本健太郎)
 第Ⅱ部 「社会」と「経済」のメディア・リミックス
第10章 共有のリミックス――シェアリングエコノミーがつくる「接続」と「切断」(石野隆美)
第11章 アジアにおける広告のリミックス――テレビ広告におけるジェンダー役割の変容(ポンサピタックサンティ ピヤ)
第12章 観光のリミックス――情動の産業化(遠藤英樹)
第13章 テーマパークのリミックス――カスタマイズされるディズニーランドとゲストたち(新井克弥)
第14章 おみやげと旅行写真のリミックス――観光経験の記録と共有をめぐるモノとパフォーマンスの再編(鈴木涼太郎)
第15章 歴史好きのリミックス――日本におけるパブリックヒストリー(福島幸宏)
第16章 歴史と物語のリミックス――コンテンツツーリズムにおける歴史のフィクション化を題材に(増淵敏之)
第17章 コンテンツ文化のリミックス――「ゲーム実況/VTuber/聖地巡礼」を研究する視点とその変容(岡本 健)
第18章 エスノグラフィのリミックス――スマホ時代の人類学とアフター・コロナ時代の人類学(藤野陽平)
人名索引
事項索引

谷島 貫太/編著、松本 健太郎/編著『メディア・リミックス:デジタル文化の〈いま〉を解きほぐす』(ミネルヴァ書房)目次

第1章の「なぜYouTuberはコラボするのか」が気になります。読む前に僕の予想を書くと、自分を見たことないがYouTubeをヘビーユーズしている層を新規にファンとして獲得するためかな?と思います。

ネット空間は細かい部分空間に分割されています。若者にとっては周知の事実ですが、クラスのみんなが見ているor知っているものなどもはや存在しません。

「学校では今何が流行っているんだい?」という質問を親戚の甥っ子とかにすると、「学校で流行ってるもんなんかねーよ」ということを内心で思われてしまうので、甥っ子に呆れられたくないおじさんorおばさんは気をつけておきましょう。
(※ごく少数の仲間内でだけで流行っているものはあっても、学校全体で流行っているものはもはや存在しない)

したがって、YouTuberが抱えているファン層も、ジャンルが近いとかでなければ各YouTuberによって異なるはずです。

しかし、「YouTubeを日常的にみる」という属性は、共通しているわけです。つまり、目に触れて面白さを伝えることができれば、コラボ先のファンが新たに自分のファンにもなってくれる可能性が高くなります。

そしてそれは互恵的なものです。Win-Winの関係ってやつです。一方のチャンネルがもう一方のチャンネルのファンを奪い取るのではなく、パイをお互いに広げ合うようなイメージです。だから、YouTuberはよくコラボしているのではないかというのが僕の考察です。

読んでみて、全然違う鋭い推察があったらウケますね。読むのが楽しみです。

3. 『n番部屋を燃やし尽くせ デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録』

「n番部屋事件」というデジタル性犯罪の事件が2018年〜2020年ころに、韓国で実際に話題になっていたそうですね。

特徴的なタイトルと鮮やかな書影に惹かれて、調べてみて初めて知りました。

2022年にはNetflixで「サイバー地獄 n番部屋 ネット犯罪を暴く」という映画にもなっているそうです。

まったく知らないことをあれこれ書いてもしょうがないので、この本と映画を見て、何かを書きたい気分になったら追って詳しく書こうかなと思います。

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以上、注目の新刊3冊でした。

こんな感じでこれからも注目の新刊を週1くらいのペースで紹介していこうと思うので、ぜひスキ・フォローをお願いします!!

また、実際に読んで良かった本を月1で紹介しようと思うので、そちらも是非お楽しみにしててください!!!!

では、また!!!

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